外構と何が違う?
まだまだマイナーな「エクステリア」という言葉。
普段の生活からはあまり出てこない言葉ですよね。
でも、エクステリアは住まいと関わりがとても深いので、実は誰でも普段から馴染みのあるものなんです。
そんな「エクステリア」の意味を、同じような意味を持つ「外構」というものも触れながら解説していきます。
さらに、エクステリアのことをもっと知りたいときに読む本も紹介していきます。
こんにちはテツです。
執筆者
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
「エクステリア」と「外構」の言葉としての意味を調べてみる
言葉としての意味を知る方法として以下で調べました。
- 広辞苑
- ウィキペディア
- エクステリアプランナー ハンドブック
それぞれ見ていきます。
「エクステリア」の言葉としての意味
広辞苑から引用
エクステリア【exterior】
(外部の意)建物の壁面や塀・門扉・垣・植木などのこと。↔インテリア
ウィキペディアから引用
エクステリア(英: exterior)は、本来は乗物の外装(ドイツでは畜産動物の外観de:Exterieur)、 住居の外観や外壁を意味するが、住宅敷地まわりのエクステリアを指す場合には一般に屋外構造物の門扉、塀といった外柵、車庫などのほか、庭とそこに設置されるウッドデッキ、トレリス、パーゴラ、植栽、その他の設備なども含め敷地内の外部空間全体をさす場合が多い。インテリアの対義語。
エクステリアプランナー ハンドブックから引用
エクステリアとは、インテリアに堆肥する言葉として普及し、住まいの中でインテリアでない屋外部分を総称したものである。具体的には庭と外構の部分を示す。
「外構」の言葉としての意味
比較される言葉に「外構」がありますが、合わせて調べました。
広辞苑から引用
がい‐こう【外構】
家の外構え。建物の周りにある垣・門扉・植栽など。エクステリア。「―工事」
ウィキペディアから引用
外構(がいこう)とは、居住、生活する建物の外にある構造物全体を指す言葉である。それには門、車庫、カーポート、土間、アプローチ、塀、柵、垣根、などの構造物、それに庭木、物置、また後述する関連品も含まれる。
エクステリアプランナー ハンドブックから引用
外構工事は門や塀、フェンスといった部分で、土工事に始まり、基礎工事、ブロック工事、門扉・フェンス工事、さらにはタイル工事、塗装工事と進めていく。
「エクステリア」と「外構」の違い
言葉としての意味を調べた結果、「外構」よりも「エクステリア」の方が広い意味だと言えそうです。
注目は、エクステリアプランナー ハンドブックに「エクステリアとは、(中略)庭と外構の部分を示す」と表記されているところです。
共通して記載されているものを抜き取って「エクステリア」と「外構」をそれぞれ簡潔にまとめると以下です。
- エクステリア:庭、外構を含めた屋外部分の総称。外部空間全体。
- 外構:門柱、門扉、フェンス、塀などの構造物。植物を含む。
「エクステリア」と「外構」は使い分けが必要なのか?
あくまで個人的な意見ですが、普段使いとしては「エクステリア」と「外構」は意識して使い分ける必要は無いと思います。
学術的な観点からだと「エクステリア」と「外構」の使い分けは必要だと思いますが、一般的には「エクステリア」も「外構」も違いを使い分けている方は専門業者を含め、いないように感じます。
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エクステリアの事をもっと知りたいとき
エクステリアの事をもっと知る方法として読んでおきたい本をご紹介します。
実際に読んできた本の中からなのでおススメです。
武井流 失敗できないエクステリア 家を建てる貴方が土地を買う前に読む本
過去にご自身の失敗されたことを含めて解説されています。
エクステリア業界の内情にも切り込んだタメになる本です。
エクステリア&ガーデン(年4回発行されている雑誌)
年4回、各シーズンごとに発行されています。
非常に分かりやすくまとまっていて、和洋いろんなタイプのデザイン事例やポイント解説が載っています。
EXALIVE(不定期で発行)
シャープでカッコイイデザインに特化した施工実例集です。
デザイナー紹介もされていて、もしかするとあなたのお住まいの近くにいらっしゃるかも。
キャリアアップ向けの本はこちらの記事でご紹介しています。
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まとめ
この記事をまとめると以下です。
メモ
エクステリアの言葉の意味
住まいの中でインテリアでない屋外部分の総称。
「エクステリア」と「外構」の違い
学術的な違いはあるものの、一般的な普段使いとしては「エクステリア」と「外構」は同等でOK。
エクステリアのことをもっと知りたいときは
おススメの本をご紹介をしました。