これから外構エクステリア工事をしようと考えているけど、次のようになる事を避けたいと思っているならこの記事はあなたのものです。
- 外構エクステリアで失敗してしまった
- 使い勝手が悪い
- こんなはずじゃなかった
この記事では、失敗したと感じる時の例と失敗を回避する方法を解説していきます。
執筆者紹介
こんにちは、テツです。
独立する前は、外構エクステリア専門店→職人→ハウスメーカーという、業界を構成する主な3つの立場を歩んできた珍しい人間です。
完成したけど思っていたものと違った【最重要】
外構・エクステリア業者とあなたとの事前の打ち合わせ次第で未然に防ぐことができます。
そのためには、着工までにあなたと業者の双方で素材や形状だけでなくあなたの想いまでをお互いズレが無く共有する必要があります。
事前打合せで必要なポイントを解説していきます。
あなたの想いを業者が聞いてもらえるか
最初の業者とのヒアリングの時に「こうしたい!」「こんな感じにしたいけどいいデザインをしてください!」と伝えることになると思いますが、それに対しての業者の返答の仕方で業者レベルが分かります。
例えばA業者とB業者で比較してみます。
- A業者:「分かりました、お任せください!そういうことであればこいう方法が今のトレンドですよ!この素材が安いですし取り入れましょう!」
- B業者:「分かりました!では、なぜそのようにしたいと考えているのでしょうか?」
この場合だとB業者の方が優良である可能性が高いです。
A業者は一見アドバイスしているようですが、良くも悪くもあなたの言ったことにだけしか見積もりできなかったり作図できなかったりという可能性があります。
完成した物が使い勝手が悪かった等の不便があっても「お客様の要望だったから」と業者側は結論付けるでしょう。
B業者はあなたの持っている根本的な不安や希望を感じ取ろうとしています。
プロはあなたよりも圧倒的に知識と経験があるはずなので、あなたの「こうしたいな」という要望をベースに入れつつ、もっと快適な生活が送れる方法があるのではないか、本当にその方法がベストなのか違う角度から検討する必要があるのではないか、という思考が働き、色々な提案をしてもらえるでしょう。
素材や大きさをあなたと業者が共有する
素材とは石・レンガ・アルミの色・タイルなどが挙げられますが、素材選びをする場合は少なくともサンプルを用意してもらって実際の質感や見え方を確認しておくべきです。
カタログと実物を比べると案外違ったということがたくさんあります。
大きさとは高さや広さのことで、実際にメジャーで測りながら確認していきましょう。
木や植物を植えすぎて次第に手入れできなくなった
特に共働きや子育て世代であれば植物の植えすぎに注意です。
植物には水やり・剪定・消毒などのメンテナンスが必須です。
バランスよく配置された樹木や草花のある庭はとても素敵で、私も大好きです。
ただ、メンテナンスに掛ける時間や労力を怠ると数年後には雑草も伴ってジャングルのような状態になり、最悪は撤去せざるを得ないという事になっていきます。
樹木や草花の手入れ方法を聞き、あなたの生活パターンの中でまずは無理をしない範囲で植栽計画を立ててもらいましょう。
【新築外構限定】外構エクステリア計画をするタイミングが遅かった
新築の場合は建物計画の初期段階から外構エクステリア計画を同時に進めること。
外構見積をもらって予想以上にコストがかかると分かったときに、大幅に妥協をして満足のいく内容に仕上がらなかったということを避けるためです。
建物計画の初期段階であれば、理想の外構エクステリア計画を手に入れるために建物自体の設備や内装といったところで調整することが可能になります。
参考までに外構エクステリアをプランする上で検討しておきたい項目が以下です。
- 駐車スペース
- アプローチ
- 境界工事または土留め
- 目隠し
- 物置等収納場所
- 自転車スペース
さらにデザイン性をプラスしていくと200万円や300万円はすぐにいくでしょう。
相見積もりをしたほうが良い?
2~3業者に声を掛けることは有効です。
他にはない魅力がその業者にあるという理由であれば相見積もりをする必要がありませんが、一生に一度と言える大きな買い物です。
比較する場合は多ければ良いわけではなく、あなたの打合せする時間や体力を消費してシンドイですし、混乱してしまうので2~3業者で比べてみるといいです。
業者への相談方法のコツ
まずは、大まかな要望や目的を伝えるだけにとどめておき、素材や配置といったものは提案待ちにしておきましょう。
例えば「車3台分駐車できるようにしたい。」「庭で子供と遊べるようにしたい。」「植栽は少なめだけど雰囲気良く。」という程度です。
そうすると相手はプロですのでオリジナルの提案が生まれやすいでしょう。
あなたが良かれと思って、業者に対して他社のプランを見せたり、他社のアイディアをそのまま要望として出したりすると、プランの行きつくところはひとつしかなくなるので複数業者に声をかける意味が薄れてしまいます。
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同じ工事内容なら安い業者の方が良い?【落とし穴】
同じ工事内容でも業者によって良し悪しあります。
家電製品や車のように出来上がったものを購入するのではなく、工事という性質が関係する為です。
商品を現場で取り付けたり加工したりといった工事が伴うということは、職人さんの技術レベル・職人さんのマナー・しっかりした施工、などの人為的なものが大半を占めます。
つまり、見えない部分の違いが「同じ工事内容に見えても業者によって金額の違いがでてくる」のです。
安さをアピールする業者は何かが足りていない可能性があります。
金額が高ければ間違いないということでもありませんが、業者を比べる場合はどのように工事を進めるのか、どのような施工をするのかも聞いてみると業者の返答に差があることが分かるでしょう。
まとめ
外構エクステリア工事で失敗しないためには根本的なこととして以下のことが重要です。
- プランと金額のバランスに納得できたか
- 低価格に惑わされないこと
- 完成するものをあなたと業者が疑いなく共有できていること
この記事ではデザイン力よりも大切なことを解説させて頂きました。