これからエクステリアの仕事に携わろうと考えている方にとって「エクステリアプランナーの資格ってどんな資格なんだろうか、本当に資格が必要なのだろうか…?難易度はどれくらい?エクステリアのプランナーやデザイナーのキャリアにおいて有利になる方法を知りたい。」
こういった疑問に答えます。
執筆者紹介
エクステリアプランナーとは
公益社団法人日本エクステリア建設業協会が認定している民間資格で、資格制度の目的は次の通りです。
「エクステリア工事に従事する設計、工事監理の資格を認定して、技術、知識の向上を図るとともに、エクステリア工事に対する信頼性を高め、快適で豊かな住環境や生活環境の向上に寄与すること」
とされています。
このエクステリアプランナーには1級と2級に分かれています。
プロで活動するのであれば1級エクステリアプランナーを取得
プロとしてエクステリアの仕事に従事するのであれば1級エクステリアプランナーの取得をおススメします。
エクステリアプランナーの資格には1級と2級があります。
受験資格は2級については誰でも受験することができ、合格率は6割~7割ほど。
1級の受験資格は建築士や土木施工管理技士・造園施工管理技士などの資格を保有していることが条件で合格率は4割~5割ほど。
このことからもプロとして、とりわけ独立を目指すのであれば少なくとも1級エクステリアプランナーを取得することをおススメします。
私が独立する後押しにもなった
体験談を少しお話しすると、私が独立をしようか迷っていたときに自分に足りない資格は1級エクステリアプランナーだということに気づきました。
試験合格することにより自身にも繋がりましたし、独立をする後押しになりました。
法規の事も含めて学ぶことができたので独立している現在でも間違いなく役に立っています。
エクステリアプランナーの取得資格は必須なのか
エクステリアの仕事をするうえでエクステリアプランナーの資格はなくてもいいのか?という疑問もあると思います。
資格は無くても大丈夫です。
エクステリアプランナーは民間資格であり、国家資格のように所有していなとエクステリアの業務ができないということはありません。
極論ですが個人宅のように民間工事でのエクステリアの仕事自体、実はエクステリアプランナーに限らず特定の資格はなくても営業できます。
ただし、重機を動かす場合などは技能士の資格や免許といったものは必要になってくるので調べておきましょう。
私の知人や仲間の業者さんにはエクステリアプランナーの資格を保有していなくても立派に成功されている方がいます。
プランナーやデザイナーとしてのキャリアが有利になる方法
エクステリア業務におけるプランナーやデザイナーとしてのキャリアアップ方法は以下です。
- アイディアの引き出しをたくさん持つ
- 依頼主との対話力を鍛える
上記2つはプランナーやデザイナーが他人との差別化を図る上で非常に大切です。
依頼主との対話の中で、依頼主が持っている潜在的な悩み事や欲求を対話の中から感じ取り、それを斬新なアイディアで提供できるようにならなければいけません。
私はお客様にご契約していただいた理由をよく伺うのですが、多くは「デザインはもちろん気に入ったのですが、それよりも言われたことをそのまま図面に落とし込んだり見積もりするのではなくて、いろんな提案やアドバイスをしてもらえたのが良かったです。」と言っていただけます。
このように言っていただけることが大切で、日頃から業務をするときに意識しています。
デザイナーとしてのスキルアップ方法
デザインのスキルアップ方法は素敵なアイディアをインプットするだけでなくアウトプットすることが大事です。
デザインのアイディアを身に着けるためには雑誌や画像検索でもいいのですが、ひたすら良いものを見るしかありません。
しかし、アイディアをインプットできても敷地や立地条件は100件あれば100通りあり、お客様の家族構成や趣味といった要素も考慮する必要があるので、アイディアを個々に合わせてオリジナルのデザインでアウトプットすることで初めて自分のスキルとなります。
私の場合は日ごろの練習として車の運転中や散歩の途中でもいいので、適当な家を見ながら、「自分だったらこんな感じにデザインするな」と妄想しています。
また、様々な建材メーカーが主催しているエクステリアフォトコンテストに応募してみるのも自分の実力を測る目安になるでしょう。
まとめ
エクステリアの仕事に従事しようと考えている方は是非1級エクステリアプランナーの取得を目指してみましょう。
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