外構

外構業者から見た敷地の境界で気にすべきこと5つ【トラブル防止へ】

2022年1月30日

知りたい人 
  • 一戸建ての購入を考えている
  • 敷地の境界でトラブルが多いって本当?
  • 境界問題はどんなことが予想される?対策は?

外構工事するときに、敷地の境界をめぐって隣人とのトラブルは少なくありません。

生涯を過ごすであろう場所で、隣人とは良い関係を築きたいですよね。

トラブルを避けるためにも土地を購入する方は何ができるのか、外構業者は何をしてくれるのか、を解説していきます。

この記事は、「法律を全面に出す」というものではなく、一般的なモラルに法律をちょっと混ぜつつ、穏便に進めるための解説記事です。

こんにちは、テツです。
独立する前は、外構エクステリア専門店→職人→ハウスメーカーという、業界を構成する主な3つの立場を歩んできた珍しい人間です。

tetsu 

外構業者から見た敷地の境界で気にすべきこと5つ

外構業者は常に以下のことを意識しています。

  1. 境界線を明確にする
  2. アルミカーポートの位置
  3. 隣の敷地の土を掘り起こす必要性
  4. 隣の敷地に入って作業する可能性
  5. 樹木の配置計画

それぞれ解説していきます。

①:境界線を明確にする

境界線には「隣地境界線」と「道路境界線」があります。

外構工事に関係なく、新しく土地を購入するときは境界標がどこにあるのか確認し、境界線を明確にしましょう。

境界標の種類

境界標にはいくつか種類があり、以下のようなものです。

  • 金属標
  • コンクリート杭
  • プラスチック杭
  • 石杭
  • 金属鋲
  • その他

境界標が見つからない場合

万が一、境界標が見つからなかった場合は土地家屋調査士であれば境界標を復元できます。

費用面も含めて不動産屋さんを通して確認してみましょう。

②:アルミカーポートの位置

実は、アルミカーポートの位置は「隣地境界から50㎝以上離す」という民法が当てはまります。

ただ、配置には例外もあります。

  • 民法234条1項:建物を築造するには、境界線から50㎝以上の距離を保たなければならない
  • 民法236条:異なる慣習があるときは、その慣習に従う

つまり、隣地境界から50㎝以上離すことを基本とするが、周りの家が隣地境界ギリギリにアルミカーポートを建てていたり、お隣さんに承諾を得ていれば50㎝以内でもOKと捉えることもできます。

着工前に、お隣さんへアルミカーポートを建てる事を伝えよう

隣地境界からの距離に関わらず、アルミカーポートを建てる事を伝えましょう。

伝えずに、建てた後になって隣人から「日当たりが悪くなった。」と言われることも実際にあります。

業者側も着工前に近隣挨拶をしますが、アルミカーポートの位置を口頭で伝えることが難しそうな場合は、個人情報を省いた簡易図面を合わせて添付してもらいましょう。

③:隣の敷地の土を掘り起こす必要性

ブロック塀やコンクリート擁壁の工事をするときは、必要分の土を掘り起こす必要があります。

境界線に合わせて作るのですから、さらに隣の敷地の土を掘り起こさなくてはいけません。隣の敷地を掘り起こす範囲は、寸法にして10㎝から20㎝程度が多いです。

そんなに多い量ではありませんが、普通に考えて無断で隣の敷地に手を加えることはできません。

着工前に、お隣さんへ土を掘り起こす事を伝えよう

「塀を立てたいから、ちょっとだけ土を掘り起こしてもいいですか?」とだけでも声をかけると良いです。

範囲や深さの説明は難しいと思うので「詳しくは業者さんが改めて挨拶に行きます。」と伝えましょう。

④:隣の敷地に入って作業する可能性

隣の敷地に入らないと作業が進まないという状況があります。

例えば、塀工事・フェンス工事・資材運搬など。

隣人の断りなく作業をすれば、不法侵入などと言われてトラブルの原因となります。

着工前に、お隣さんへ敷地に入って作業せざるを得ない事を伝えよう

「○○の工事をするときに、こちらの敷地に歩く程度の幅なのですが、入って作業してもいいですか?」とだけでも声をかけると良いです。

作業内容や日程については「詳しくは業者さんが改めて挨拶に行きます。」と伝えましょう。

もしかすると、花壇や家庭菜園になっているなど歩く場所の制限があるかもしれません。

隣は空地だから気にせず入っても大丈夫?

空地と言っても、不動産屋さんが管理しているので、勝手に何かをすることは好まれません。

この場合は、外構業者が事前に不動産屋さんへ連絡すれば済みます。ほとんどは「元通りにしてもらえたら良いのでどうぞ。」と回答されます。

⑤:樹木の配置計画

樹木の成長を考えると、境界ギリギリに植えることは好ましくありません。

剪定作業や消毒作業のことを考えても、隣地に入るような状況が増えてしまいます。

樹木は、境界線からの距離に余裕をもった配置計画をオススメします

樹木が大きくなって隣の敷地に枝が伸びていったら

モラル的な観点から言えば、境界を越えた枝は切り落とすようにしましょう。

もし、隣人から「枝を切ってほしい」と言われることがあれば素直に対応した方が良いですね。

実は、この辺りのことも民法233条で触れています。

立場が反対の表現ではありますが、規定によれば「隣にある木の枝が敷地を越えて伸びてきても、勝手に切ることはできないが切るよう申し入れることができる。根が敷地を越えて伸びてきた場合は勝手に切っても良い」とされています。

2023年にはさらに次の新しいルールが追加されます。

「枝を切るように隣人に頼んだのになかなか切ってもらえない場合は、勝手に切っても良い。」ということになるようです。

所有者が不明の場合の対処などが背景にあるようですね。

敷地の境界でトラブルを避けるためにも業者選びが大切

隣地との境界をめぐるトラブルを避けるためにも、知識や経験のある外構業者に頼みたいですよね。

商談をしているときに境界に関する話題も出しつつ、頼れる業者なのか見分けていきましょう。

外構の一括見積もりサイトに頼むという方法

年々一括見積もりサイトが増えていますが、タウンライフリフォーム(外構特集)が信頼できてオススメです。登録されている業者は厳格な国家基準をクリアした信頼ある優良企業のみが掲載されています。

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自分の地域に登録業者が見つからなかった場合は、外構の一括見積もりできる4サイトを比較を参考にどうぞ。

まとめ

この記事では、敷地の境界で気にすべきことを解説してきました。

  • 敷地の境界を明確にする
  • アルミカーポートの位置
  • 隣の敷地の土を掘り起こす可能性
  • 隣の敷地に入って作業する可能性
  • 樹木の配置計画

トラブルを防ぐためにも、「隣人とのコミュニケーション」と「業者との連携」が必要です。

最後まで読んで頂きありがとうございます!

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