駐車できない期間はあるの?その場合の期間はどのくらい?
工事期間中はどこに自家用車を駐車したらいいんだろう?
こんな状況になっていませんか?
この記事では以下のことを解説していきます。
・自家用車を駐車できない場合が多い理由
・自家用車を駐車できない期間
・自家用車を駐車できない場合の対応策
執筆者紹介
こんにちは、テツです。
独立する前は、外構エクステリア専門店・職人・ハウスメーカーという、業界を構成する主な3つの立場を歩んできた珍しい人間です。
外構工事中は自家用車を駐車でない場合が多い理由
外構工事中は自家用車を駐車できないことがほとんどです。
駐車スペースの工事をする時はもちろんですが、その他の工事の場合も自家用車を移動しなければいけないことがたくさんあります。
主な理由は次の3つです。
・バックホーが入って作業する
・生コンの飛び散りで車が汚れる
・資材の搬入や残土搬出の作業による影響
それぞれ解説していきます。
バックホーが入って作業する
バックホーとは大小ありますが上記の画像にある様な機械です。
地面を掘ったり、下地になる路盤を作る時に使います。
駐車スペースの工事をしていなくても、すぐ横に自家用車があると小石が飛び跳ねたりしてキズが付いてしまう可能性があります。
生コンの飛び散りで車が汚れる
上記の画像は生コンを流し込んでいる様子です。
生コンは想像以上に広く飛び散ります。
養生仕切れずに車に生コンが付いてしまうと洗い落とすことがなかなか大変です。
資材の搬入や残土搬出の作業による影響
主に裏庭などの工事の時に、駐車スペースを通って行く必要があるときに影響があります。
最低でも人や一輪車の通る幅を確保したいという業者側の理由はありますが、自家用車のギリギリ横を行き来することは不意に自家用車がキズを付けられてしまう可能性もあります。
自家用車を駐車できない期間はどのくらい?
駐車スペースの標準的な仕上げであるコンクリートであれば、残土搬出などの作業をふくめ2週間以上は自家用車を乗り上げることができないと思った方が良いです。
おおよその日程は以下です。
・手順①:残土搬出~路盤▶1日
・手順②:型枠組や伸縮目地などの設置▶1日
・手順③:生コン打設(※晴天日に限る)▶1日~
・手順④:養生期間(季節による)▶5日~10日ほど
手順③の生コン打設は晴天日に限る為、特に梅雨時期や冬時期は数日間として見込んでおく方が良いです。
以上のことから工事開始から2週間以上は自家用車を乗り上げることはできないと思った方が良いです。
ただし、コンクリート以外にカーポート設置や複雑なデザインがあれば手順①②の日程は変わるので業者に確認が必要です。
コンクリートの養生期間に規定はある?
実はコンクリートの強度は28日目を基準として作られています。
2~3日して見た目は白くなって乾燥したように見えても表面上だけです。
繰り返しになりますが、一般家庭において駐車スペースのコンクリート養生期間は5日~10日くらいとして良いです。
約1か月も駐車できないと生活に影響もでるので、最低限の強度を確保できれば大丈夫です。
あくまで参考ですが、建築学会「建築工事標準仕様書」では、一般的な建物基礎コンクリートの型枠を取り外す期間は、平均気温が10℃以上20℃未満の場合は6日以上、20℃以上の場合は4日以上経過すれば型枠を取り外しても良いとしています。
外構工事中に自家用車を駐車できない場合の対応策
自宅以外に自家用車を駐車する場合の対応策はあります。
外構エクステリア業界に20年以上経験してきた結果、以下の方法でほぼ解決することができます。
・新築直後であればハウスメーカーへまず相談
・町内会長に挨拶とあわせて相談
・コインパーキングや月極駐車場
・近所に路駐することの挨拶
それぞれ解説していきます。
新築直後であればハウスメーカーへまず相談
新築工事中に業者がどこに駐車しているか聞いてみましょう。
引き続き自家用車の駐車が可能であれば解決です。
町内会長に挨拶とあわせて相談
町内会長に駐車する場所を相談してみることで、公民館やコミュニティーセンターの駐車場の使用が可能になることが多いです。
コインパーキングや月極駐車場の使用
近くにコインパーキングや月極駐車場があれば候補ですが料金がかかってきますね。
交渉によっては業者負担をしてもらえるでしょう。
近所に路駐することの挨拶
田舎であれば、やむを得ず路駐する場合もあるでしょう(おすすめできませんが)。
その場合は事前に近所へ挨拶しておくことが必要です。
さらに以下のように書いた紙をダッシュボードに置くと良いです。
工事中につき御迷惑をおかけします。
何かありましたらすぐに移動します。
○○○○○○○○○○(連絡先)
ただし、駐停車禁止の区域か確認しておきましょう。
まとめ
外構工事中は自家用車を駐車できない場合が多いということについて解説しましたが、まとめると以下です。
メモ
自家用車を駐車できない場合が多い理由
- バックホーが入って作業する
- 生コンの飛び散りで車が汚れる
- 資材の搬入や残土搬出の作業による影響
自家用車を駐車できない期間
残土搬出などの作業をふくめ2週間以上は自家用車を乗り上げることができない。
外構工事中に自家用車を駐車できない場合の対応策
- 新築直後であればハウスメーカーへまず相談
- 町内会長に挨拶とあわせて相談
- コインパーキングや月極駐車場
- 近所に路駐することの挨拶
お客様との打ち合わせで自家用車の駐車についても事前に説明させて頂いていますが、「えっ!駐車できなくなる?」「そんなに長い期間も!?」と返答されることがよくあります。
お客様側だけでなく、業者側も盲点となりやすいのでこの記事が参考になれば嬉しいです。
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