エクステリア

外構図面の見方が分かる3つのポイント【初心者向け】

2020年12月22日

外構工事をするときは図面が必要になってきますが、外構図面は水平と水勾配の両方を表現していることが大きな特徴です。

その為、初めて外構図面を見るあなたにとって頭の中が忙しくなっていると思います。

この記事では外構図面を見る時はココを見れば読み取ることができるという3つのポイントを解説していきます。

さらに、外構図面の見方が分かったら、あなたが次にするべきことも合わせて解説していきます。

この記事を読むと分かること。

  • ポイント①:外構図面とはどんなものか
  • ポイント②:縮尺の見方
  • ポイント③:高低差の見方
  • 外構図面の見方が分かったらコレをするべき

それでは見ていきましょう。

執筆者紹介

こんにちは、テツです。

独立する前は、外構エクステリア専門店・職人・ハウスメーカーという、業界を構成する主な3つの立場を歩んできた珍しい人間です。

※このあとの章で見て頂く図面は架空の物件として作図したものであり、分かりやすく簡略化したものです。

ポイント①:外構図面とはどんなものか

こちらが外構図面です。

この記事では上記の図面に沿って解説していきます。

1枚の用紙に次の3種類の図面が構成されています。

  • 平面図
  • 立面図
  • パース

※上記図面は、この記事用として簡略化の為に仕様項目は省いてあります。

平面図とはコレ

平面図とは、赤枠部分に表示してある真上から見た図面のことで、塀・樹木・アプローチなどの配置を表しています。

デザインや導線などを考える上で最も基本となる図面です。

立面図とはコレ

立面図とは、赤枠部分に表示してある正面方向から見た図面のことで、平面図だけでは分からない高さの関係や壁自体のデザインを表しています。

正面方向だけでは分かりにくい場合は側面や裏側から見た場合も表示されます。

パースとはコレ

パースとは、赤枠部分に表示してあるように立体的に完成後のイメージを表現した図のことです。

CADソフトの普及によりパースの作成はより簡単に、よりリアルに作成することができるようになりました。

さらにCADソフトであれば動画やVRの作成も可能です。

もちろん手書きであってもパースを描くことは可能です。

ポイント②:縮尺の見方はこうする

外構図面をもう一度ご覧ください。

図面下の方に1/100と表示されています。

この1/100が縮尺です。

ほとんどの平面図は1/100で表現されていますが、1/50や1/200といった場合もあります。

縮尺の1/100とは、例えば2,000mmという寸法が表示されていれば図面上では20mm(2センチ)の大きさで描かれています。

このことを利用すれば図面に寸法が表示されていなくても図面上での寸法を測れば、実寸大の大きさが分かります。

図面から実寸大の寸法を読み取る方法

縮尺が1/100の図面とは、実は一般的にある文房具用の「ものさし」で寸法を読み取ることができます。

ものさしで測って15mmであれば実際は1,500mm(1m50cm)ということになります。

1/50や1/200でも測ることができますが、頭でちょっと計算しないといけないので面倒です。

1/100意外の縮尺を読み取る場合は三角スケールというものがあるので興味のある方は準備されてはいかがでしょうか。

ポイント③:高低差の見方はこうする

平面図に+200や+180などの数字が表示されていますね。

基準の場所を±0(=BM)として、そこからの高さを意味しています。

上記図面では右下、つまり道路の右側を±0として高さの基準としてあります。

特に水勾配を必要とする駐車エリアやアプローチまわり、そして階段に多く表示されます。

あり得ないことですが、水勾配が必要なエリアで高低差の数字がどれも同じであれば、水勾配が無いということなので水たまりができてしまう図面ということです。

設計GL=BM+200って何のこと?

GL(グランドレベル)とは、建物周りをメインとした地盤の高さのことで、基準の場所BMから200上がった高さにあるという意味です。

物件ごとの土地状況により200の数字が150や250と設定されます。

特殊な土地でなければ、GLの高さは敷地内の水はけを考えて道路よりも高く設定されています。

外構図面の見方が分かったらコレをするべき

コンベックスで実際の寸法を体験しておくべきです。

コンベックスとは建築現場には欠かせない道具で以下のようなメジャーです。

実際の寸法を事前に体験しておくことで、外構図面に対する理解力がより深まり、予想よりもサイズ感が違うなと思ったら設計者に修正の依頼をすることができます。

工事が完成した後に作り変えたいと思ってもなかなか難しいので、後悔しないためにもコンベックスで実際の寸法を体験しておくべきです。

体験しておくべき寸法は例えば以下です。

  • 塀やフェンスの高さ
  • アプローチの幅
  • 駐車スペースの幅や奥行
  • ウッドデッキやタイルデッキの広さ

実は上記に挙げた例は、僕のお客様からのご意見の中で「図面からの想像」「実物」とのギャップが大きいと感じる上位のものです。

ココがポイント

繰り返しですが、コンベックスで実際の寸法を体験しておくべきです。

まとめ

この記事では以下のことを解説してきました。

メモ

外構図面とはどんなものか

平面図・立面図・パースの紹介。

縮尺の見方

寸法の表示が無くても図面から実寸大の寸法を読み取ることができる。

高低差の見方

・まず基準の場所(BM=±0)を見つける。

・GLとは設定された地盤の高さ

外構図面の見方が分かったらコレをするべき

事前に実際の寸法を体験しておくべき

図面を見ると同時に、頭の中で空間として認識していかないといけないのですが、見慣れない方にとっては大変だと思います。

業者側の丁寧な説明があることが大前提ですが、上記の3つのポイントを押さえて図面を読み取ることができれば業者に質問するレベルが上がりますし、関係者と食い違うことなく「こんなはずじゃなかった」となる確率を下げることができます。

この記事が少しでもその役に立つことができれば嬉しいです。

エクステリアのことをさらに深掘りしたい方はこちらの記事もご覧ください

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