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ウッドデッキは天然木でも劣化しない?【ハードウッドを選ぶべし】

2021年4月10日

ウッドデッキは天然木でも劣化しない?【ハードウッドを選ぶべし】

知りたい人 
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ウッドデッキが欲しい人

  • 天然木だと塗装とかしないといけないんだよね?
  • ボロボロになったウッドデッキを見たことあるから天然木では作らない方がいい?
  • でも天然木のアンティークな雰囲気が捨てがたいんだよな。

天然木のウッドデッキって劣化がどうしても気になりますよね。

そんな心配を払拭する天然木がハードウッドです。

タイトルでもネタバレしてますが、この記事ではハードウッドの良さをひたすら解説していきます。

この記事の内容

  • ハードウッドの特徴
  • オススメのハードウッド

執筆者紹介

こんにちは、テツです。

独立する前は、外構エクステリア専門店→職人→ハウスメーカーという、業界を構成する主な3つの立場を歩んできた珍しい人間です。

ウッドデッキは天然木でも劣化しない?

ウッドデッキを天然木でつくるなら断然ハードウッドがオススメです。

  • 塗装不要
  • 高耐久で20年・30年以上は当たり前
  • 風合いバツグン

以上の3拍子がそろっています。

普段、お客様とのヒアリングでウッドデッキの話題がよく出ます。

「天然木だと劣化しやすい」というイメージがいまだに先行していますが、劣化しやすい木材はソフトウッドの場合です。

天然木は大まかに分けて以下です。

  強度 耐久性
ソフトウッド 柔らかい。DIY向き。劣化しやすい。 10年以内
ハードウッド 堅い。ノーメンテナンス。 20年や30年以上

ウッドデッキを作るのであれば木材はハードウッドがオススメです。

ハードウッドは公園などの公共施設、保育園や学校にも使われています。

安全面においても信頼がある証拠ですね。

ハードウッドに共通する特徴

ハードウッドは初めはきれいな茶色ですが塗装してあるわけではありません

ハードウッドそのものに含まれている茶色の成分です。

茶色の成分は雨により灰汁(アク)となって出たり紫外線による影響も重なって、半年ほどできれいな茶色からグレーに変わります。

この色の変化による強度への影響はほとんどなく、個人的にはこの色落ちがあるからこそヴィンテージ感がでて好きです。

ハードウッドの種類【実際に提供してきたもの】

ハードウッドとは堅い木の総称です。

材木の種類はたくさんありますが代表的なもの、且つ僕がお客様に提供してきたハードウッドは以下です。

  • ウリン
  • イタウバ
  • セランガンバツ

それぞれの特徴を解説していきます。

ウリンの特徴

ウリンの強度はハードウッドの中でも最高峰とされていて、とにかく堅く白アリに対する耐久もバツグンです。

家庭用ウッドデッキとしては30年以上の寿命を持ちます。

ウリンは東南アジア原産の木で現地では100年以上腐らない木とされています。

日本では1996年に輸入解禁され、徐々に家庭用として普及してきました。

僕がウリンの存在を知ったのは2000年を越えたあたりからで、お客様にも提案してきました。

現在でも朽ちることなく活用されています。

ウリンは他のハードウッドに比べて灰汁がたくさん出るので、下地がコンクリートなどの場合は茶色の汚れが目立ちます。

また経年変化に伴い、ササクレが多少あるので素足は避けた方が無難です。

イタウバの特徴

イタウバはウリンと同等の強度があり、価格を抑えることができるのでオススメです。

僕は現在イタウバを標準で使用しています。

以前はウリンを使うことが多かったのですが、徐々に価格が高騰してきたため他の木材を探していたところイタウバに行きつきました。

イタウバは南米ブラジル原産のクスノキ科の広葉樹です。

ブラジルでは古くから橋、枕木、電柱などに使用され、水中でも30年以上もつほど耐久性に優れた木材です。

イタウバには油分が豊富に含まれています。

ハードウッドの中では柔らかく加工がしやすいのですが、油分が含まれていることでバツグンの耐久性を持っています。

また、この油分により滑らかな肌ざわりも兼ね備えていて素足でも歩行が可能です。

灰汁はウリンに比べて少ないのでコンクリートやタイルなどの上に施工しても染み出た灰汁は目立ちにくいです。

セランガンバツの特徴

セランガンバツはウリンやイタウバの性能に比べて一歩及ばない印象ですが、ウッドデッキを作るにはオススメです。

価格帯はイタウバと同等で、染み出る灰汁はほとんどありません

セランガンバツは東南アジアのインドネシア、マレーシアで生育するフタバガキ科の広葉樹です。

20年以上の耐久性はあるとされています。

ウリンとイタウバに比べてササクレが多い印象でしたので素足は厳禁です。

ハードウッドの加工はDIYでは不向き【業者に依頼しよう】

ハードウッドは堅く加工はひと苦労です。

ノコギリでは絶対に切断することができないですし、ビス止めもコツがあります。

高価な工具をそろえるところから始める必要があります。

失敗したくなければ業者に依頼した方がいいです。

とはいえ、どの業者に依頼すればいいか分からないという意見が普通です。

  • 複数の業者に見積もりを取りたい
  • 業者を紹介してほしい
  • 断りの連絡をする場合は面倒だな

上記のことをすべて無料で代行してくれるのが一括見積もりサイトです。

外構の一括見積もりできる4サイトを比較【業者選びの注意点も解説】の記事で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

まとめ

この記事ではハードウッドの良さをひたすら解説してきました。

まとめると以下です。

メモ

天然木であればハードウッドがオススメ

  • 塗装不要
  • 高耐久で20年・30年以上は当たり前
  • 風合いバツグン

ハードウッドのなかでもオススメの種類

  • ウリン
  • イタウバ
  • セランガンバツ

ハードウッドの加工はDIYでは不向き

業者に依頼しよう

ハードウッドについて解説してきましたが、この記事でハードウッドの良さが伝わればうれしいです。

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テツ

このブログは外構の情報発信をしています。外構専門店6年、土木職人2年、ハウスメーカー9年、その後独立しました。今までの経験を活かしてここでしか読めない外構の専門的な内容を発信することをコンセプトにしています。エクステリアコンテスト入賞ちらほら。/1級エクステリアプランナー/2級土木施工管理技士/2級造園施工管理技士/ブロック塀診断士/

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