玄関アプローチをタイルにするなら、駐車場もタイルでそろえたいと考える方は多いのではないでしょうか。
ただ、「車が乗っても割れないか」「ホームセンターで見かけたタイルで足りるのか」と迷って、決めきれない方もいるはずです。
この記事では、外構の現場で駐車場のタイル工事に関わってきた立場から解説します。
車が乗る場所に使えるタイルの選び方と、割れにくくするための下地の考え方をまとめました。
結論を先にお伝えすると、押さえたいポイントは3つです。
- 割れにくさはタイル単体では決まらず、下地と張り方に左右される部分が大きい
- タイルは磁器質(Ⅰ類)・屋外床用で、メーカーが車両用として案内している厚みのものを選ぶ
- 勾配と仕上がり高さは、張る前の段階で業者と決めておく
どんなタイルでも、施工の条件しだいでは割れることがあります。
そのうえで、割れるリスクをどう減らすかを順番に見ていきましょう。
駐車場の仕上げは、外構全体の予算とも関わってきます。
先に駐車場の仕上げ材を外構全体の予算の中で決める考え方を押さえておくと、どこまでタイルにするかの判断がしやすくなります。
こんにちはテツです。

執筆者
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
車が乗っても割れないタイルに必要な条件
「車が乗っても割れないタイル」を探すと、商品名や厚みの数字が多く見つかります。
とはいえ現場の感覚では、タイルそのものより下地や張り方が原因で割れるケースのほうが目立ちます。
まずは割れにくさを決める要素と、ホームセンターのタイルとの違いを整理しておきましょう。
タイル・下地・張り方の3つがそろって割れにくくなる
車の重さがタイヤの接する小さな面に集中してかかる点は、駐車場ならではの条件です。
乗用車は1台でおよそ1〜2トン前後(大型のSUVや電気自動車ではそれ以上の車種もあります)あり、据え切り(止まったままハンドルを回すこと)をすると、タイルをねじるような力も加わります。
こうした力に耐えるには、次の3つの要素がそろっていなければなりません。
| 要素 | 求められる条件 | 欠けたときに起きやすい不具合 |
|---|---|---|
| タイル | 磁器質・屋外床用で、車両用の厚みがある | タイヤが乗る部分だけ割れる、角が欠ける |
| 下地 | 締め固めた砕石と、ワイヤーメッシュ入りのコンクリート | 沈下する、下地のひびがタイル面に出る |
| 張り方 | 裏面にすき間を残さない圧着張り系の工法 | 浮く、剥がれる、叩くと音が軽くなる |
タイルメーカーの解説にも、タイル自体の強度が高くても、下地が弱かったり裏面に空隙(すき間)があったりすると割れることがある、という趣旨の説明が見られます。
厚いタイルを選べば安心、とは言い切れない理由がここにあります。
ただ、何年も使ううちに下地との間にすき間ができることもあるため、厚みにも余裕を持たせておくと、割れへの備えになるでしょう。
カインズなどホームセンターの置くだけタイルとの違い
カインズなどのホームセンターでは、樹脂の台座にタイルや木材などを組み合わせた「置くだけ」「敷くだけ」のジョイントタイルが売られています。
手軽に並べられるため、駐車場にも使えないかと考える方もいるでしょう。
ただし、駐車場用の床タイルとは施工方法も前提となる下地も異なります。
| 比較項目 | 置くだけタイル(ジョイント式) | 駐車場用の床タイル |
|---|---|---|
| 施工方法 | 平らな面に並べてつなぐ | コンクリート下地にモルタルで張り付ける |
| 下地 | 既存のコンクリートやベランダの床など | ワイヤーメッシュ入りの下地コンクリート |
| 主な用途 | ベランダ・テラス・庭の小道など | 駐車場・車路(メーカーが車両用と表示したもの) |
| 車両の乗り入れ | 商品ごとに異なる | 車両用の表示と厚みを確認して選ぶ |
置くだけタイルは、人が歩くベランダやテラス向けとして案内されている商品が多く見られます。
車を乗せられるかどうかは、商品の用途表示やメーカーの仕様で事前に確認してください。
表示がはっきりしない場合は、販売店やメーカーに問い合わせてから決めるのが確実です。
庭のテラスに張るタイルデッキと、車が乗る駐車場では、求められる強さが大きく違う点も覚えておきましょう。
駐車場用タイルの選び方4つのポイント
ここからは、業者に提案されたタイルやカタログで気になったタイルを見るときの、4つの視点を紹介します。
カタログの小さな表示にも、駐車場に向くかどうかの手がかりが入っています。
材質は磁器質(Ⅰ類)で屋外床用の表示があるもの
駐車場に使うタイルは、磁器質のものを選ぶのが基本です。
磁器質とは、高温でしっかり焼き締めた、水を吸いにくい硬いタイルのことを指します。
JIS(日本産業規格)のセラミックタイルの規格では、タイルを吸水率によって次の3つに区分しています。
| 区分 | 吸水率 | 駐車場への向き・不向き |
|---|---|---|
| Ⅰ類(従来の磁器質にほぼ相当) | 3.0%以下 | 向いている |
| Ⅱ類(従来のせっ器質にほぼ相当) | 10.0%以下 | 屋外床に使えるかは商品の表示しだい |
| Ⅲ類(従来の陶器質にほぼ相当) | 50.0%以下 | 屋外の床には向かない |
※JISは2008年の改正で「磁器質・せっ器質・陶器質」という区分をやめ、Ⅰ〜Ⅲ類の区分に改めています。
「磁器質」は現在も業界やカタログで広く使われている呼び方ですが、カタログではⅠ類の表示もあわせて確認しておくと確実です。
水を吸いにくいタイルほど、冬に吸った水が凍って膨らむ「凍害」を受けにくいのが利点です。
あわせて、カタログや箱に「屋外床」の用途表示があるかも見ておきましょう。
寒冷地では、耐凍害性の表示がある商品を選ぶと、表面がはがれるように傷むリスクを減らせます。
厚みとサイズの目安
駐車場用タイルの厚みの目安は、情報源によって10mm以上、20mm前後などとばらつきがあります。
ばらつく理由のひとつは、タイルの大きさによって必要な厚みが変わるからです。
大判のタイルほど、下地のわずかな凹凸や裏面のすき間の影響を受けて、割れやすくなる傾向があります。
サイズと厚みの関係を、一般的な目安として表にまとめました。
| タイルのサイズ | 厚みの目安 | 選ぶときの注意 |
|---|---|---|
| 100〜150mm角程度 | 10〜15mm程度 | 小さいぶん荷重が分散しやすい。目地が多く、目地の汚れは目立ちやすい |
| 200〜300mm角程度 | 15〜20mm程度 | 車両用として案内されている商品から選ぶ |
| 300mm角を超える大判 | 20mm前後の厚物 | 下地の平らさと張り方の精度がより求められる |
※表の数値は、現場での一般的な目安です。
メーカーが車両用として示している仕様がある場合は、そちらを優先してください。
LIXILなどのタイルメーカーは、厚さ20mm前後の駐車場向け商品をそろえています。
迷ったときは、カタログで車両用の表示があるシリーズに絞ってから、色や質感を選ぶ順番にすると失敗しにくいでしょう。
滑りにくさと表面仕上げ
駐車場は、雨の日の乗り降りや、傘をさしながらの荷物の出し入れで足元が滑りやすい場所です。
表面がつるつるした磨き仕上げのタイルは、濡れると滑りやすくなるため駐車場には向きません。
屋外床用のタイルには、表面にざらつきや細かな凹凸をつけた滑りにくい仕上げのものが多くあります。
メーカーによっては滑りにくさを数値や記号で示しているので、カタログで確認してみてください。
凹凸が強すぎると、すき間に砂やほこりがたまって掃除に手間がかかる点は知っておきたいところです。
実物のサンプルを濡らして、靴でこすってみると感覚をつかみやすくなります。
色と汚れ・タイヤ痕の目立ちにくさ
色は好みで選びたいところですが、駐車場では汚れの目立ち方を先に考えておくと後悔が少なくなります。
住んでから気になりやすい汚れには、次のようなものがあります。
- 据え切りでついた黒いタイヤ痕
- 雨の日にタイヤが運んでくる砂や泥
- 車から落ちるオイルのしみ
- 落ち葉や砂ぼこりのたまり
真っ白や真っ黒のタイルは、こうした汚れが目立ちやすい色です。
グレーやベージュ系の中間色、石目調のようにまだら模様が入ったタイルなら、多少の汚れがなじみやすくなります。
磁器質のタイルは汚れがしみ込みにくく、普段の手入れは水洗いやブラシがけで済むことが多いでしょう。
ただし目地は汚れを吸いやすいため、目地材の色もタイルに近い中間色にしておくと、落ち着いた見た目を保ちやすくなります。
駐車場用タイルを扱う主なメーカー
駐車場用のタイルは、外構用タイルを扱うメーカー各社から出ています。
価格は時期や仕様で変わるため、ここではメーカー名と見るポイントだけを紹介します。
| メーカー | 特徴の目安 |
|---|---|
| LIXIL | 厚さ20mm前後の駐車場向け商品があり、施工の要点も公開している |
| ミラタップ(旧サンワカンパニー) | ネット通販でタイルを購入できる。車両の可否は商品ページで確認する |
| 名古屋モザイク工業 | 外装・床用タイルの種類が多い |
| アイコットリョーワ | 屋外床用タイルや石材調のタイルを扱う |
| ニットー | 駐車場用タイルの商品カテゴリを設けている |
| 東洋工業 | 舗装材や外構用のタイル・ブロックを扱う |
※掲載は順不同で、優劣を示すものではありません。
どのメーカーのタイルでも、確認したいのは「屋外床用か」「車両用として案内されているか」「厚み」の3点です。
業者の提案にメーカー名と品番が書かれていれば、カタログで表示を確かめられます。
「タイル一式」とまとめられた見積もりなら、具体的な商品名と品番を出してもらいましょう。
タイル仕上げの駐車場の下地構造
タイルで仕上げた駐車場は、表面に見えるタイルの下に何層も重なってできています。
割れにくさを左右する下地の中身を、層ごとに見ていきましょう。
路盤・下地コンクリート・張付け層の役割
タイル仕上げの駐車場は、一般的に4つの層で構成されます。
| 層(下から順) | 厚みの目安 | 役割 | 省いたり薄くしたりすると |
|---|---|---|---|
| 路盤(砕石) | 100mm前後 | 地面を締め固め、重さを地盤に分散させる | 沈下やでこぼこが出る |
| 下地コンクリート(ワイヤーメッシュ入り) | 100mm以上 | 車の重さを面で受け止める | ひび割れがタイル面に出る |
| 張付け層(敷きモルタル・張付けモルタル) | 20〜40mm程度 | 高さと勾配を整え、タイルを固定する | 浮き・剥がれ・がたつきが出る |
| タイル | 10〜20mm程度 | 見た目と表面の耐久性を担う | 割れ・欠けが出る |
※厚みは一般的な目安で、地盤や車の重さ、メーカーの施工要領によって変わります。
ワイヤーメッシュとは、コンクリートの中に入れる格子状の鉄筋で、ひび割れが広がるのを抑える材料です。
駐車場では、タイルの裏面にすき間を残しにくい張り方が使われます。
代表的なのは、下地とタイルの裏の両方にモルタルを塗って張る「改良圧着張り」です。
裏にすき間が残ると、タイヤが乗るたびにそこへ力が集中し、割れや浮きのきっかけになります。
下地コンクリートの厚みや見積書の書かれ方を詳しく知りたい方は、タイルの下地になる土間コンクリートの見積項目と単価を参考にしてください。
仕上がり高さと道路・玄関との段差
見落とされやすいのが、タイルを張るぶんだけ仕上がりの高さが上がることです。
土間コンクリートだけで仕上げる場合と比べると、張付け層とタイルの厚みを合わせて3〜6cm程度は表面が高くなると考えておきましょう。
この高さを設計の段階で決めておかないと、次のような不具合が起きかねません。
- 道路との境目に段差ができ、車の出入りで底をこすりやすくなる
- 玄関ポーチや既存のコンクリートとの境目に、段差や水たまりができる
- シャッターや門扉の下端とのすき間が合わなくなる
道路側は高さを変えられないことが多いため、道路の高さから逆算してタイルの仕上がりを決めるのが基本です。
玄関アプローチのタイルと駐車場のタイルを続けて張る場合は、厚みの違うタイルになることも多く、境目の高さの調整が必要になります。
タイル面の水勾配の目安と勾配不足のリスク
駐車場のタイル面には、雨水を道路側や排水桝(雨水を集めて排水管へ流す升)へ流すための傾き(水勾配)をつけます。
住宅の駐車場では、1〜2%程度(1mで1〜2cm下がる傾き)が一般的な目安です。
勾配が足りないとタイルの上に水たまりが残り、目地の汚れやコケ、冬の凍結につながります。
反対に勾配が強すぎると、ドアを開けたときに車の傾きが気になりやすくなるでしょう。
勾配の決め方や計算は、タイル面に水たまりを残さない勾配の取り方で詳しく解説しています。
駐車場タイルが割れる・剥がれる原因と対策
駐車場のタイルが割れたり剥がれたりする原因の多くは、施工時の条件にさかのぼります。
主な症状ごとに、原因と対策を表にまとめました。
| 症状 | 考えられる主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| タイヤが乗る部分だけ割れる | タイルの厚み不足、屋内用・歩行用のタイルを使った | 車両用の表示と厚みを確認する |
| ひびが何枚も続けて走る | 下地コンクリートのひび | ワイヤーメッシュ入りで十分な厚みの下地コンクリートにする |
| 叩くと音が軽い・浮いてくる | 裏面のすき間、張付けモルタルの不足 | 圧着張り系の工法で裏面まで密着させる |
| 部分的に沈む・がたつく | 路盤の締め固め不足 | 砕石を十分な厚みで転圧する |
| 表面がはがれるように傷む | 吸水しやすいタイルの凍害 | 磁器質で耐凍害性の表示がある商品を選ぶ |
外構の現場で見た失敗例
ここからは、外構の現場で実際に見聞きしてきた失敗例を紹介します。
お住まいが特定されないよう、細かな状況は変えている点をご了承ください。
玄関と同じタイルを駐車場まで続けて張った
玄関ポーチのタイルが気に入り、同じ商品で駐車場まで張りつないだお宅がありました。
数年たつと、タイヤがちょうど乗る位置のタイルから割れが出てきたのです。
原因は、そのタイルが歩行用で、車の重さを想定した厚みを持っていなかった点にあります。
見た目をそろえたい場合でも、駐車場部分だけは同じ色味の車両用タイルに切り替えましょう。
仕上がり高さを詰めずに張った
駐車場の一部だけをタイルにして、土間コンクリートなどの異素材と組み合わせた現場で、境目の高さ関係を詰めないまま張ったケースもあります。
タイルと土間コンクリートのような異素材では、仕上がりまでに必要な厚みが違います。
その差を下地の段階で調整していなかったため、タイルの面だけがわずかに高く出てしまいました。
境目の段差にタイヤが当たるたびにタイルの角が欠け、低い側には雨水がたまるようになっていたのです。
張る前に、異素材と接する部分の仕上がり高さを図面でそろえておけば防げた失敗です。
予備のタイルを残していなかった
1枚だけ割れたタイルを交換しようとしたら、同じ商品がすでに廃番になっていたという相談を受けたこともあります。
近い色のタイルで張り替えたものの、そこだけ色が浮いて見えてしまいました。
この失敗は、次に紹介する予備タイルの保管で防げます。
割れたときの補修と予備タイルの保管
タイル仕上げのよいところは、割れた部分だけを1枚単位で張り替えられることです。
補修の流れは、おおむね次のとおりです。
- 割れたタイルと周りの目地を、専用の工具で取り除く
- 下地の状態を確認し、必要なら補修する
- 新しいタイルを張り付け、目地を詰め直す
ただし、タイルは製造の時期(ロット)によって色味がわずかに変わり、数年で廃番になる商品もあります。
そのため、施工のときに同じロットのタイルを数枚から1箱程度、予備として残しておいてもらいましょう。
予備は直射日光や雨の当たらない物置などで保管し、品番とロット番号をメモしておくと、補修を頼むときに話が早く進みます。
割れが広い範囲に出ている場合は、下地に原因があることも多いため、業者に下地から調べてもらうと再発を防ぎやすくなります。
駐車場をタイルにする費用の目安
タイル仕上げの駐車場は、下地コンクリートの上にさらにタイル工事が加わるため、土間コンクリートだけで仕上げるより費用が上がります。
下地込みの費用は、一般的に20,000〜32,000円/㎡程度が目安です。
1台分(約15㎡)なら、30万〜50万円前後を見込んでおくとよいでしょう。
※タイルの品番・面積・地域・既存の土間の撤去の有無によって変わる目安です。
費用を抑えたい場合は、玄関前や人が歩く部分だけをタイルにして、タイヤが乗る部分は土間コンクリートにする部分使いも選択肢になります。
タイル以外の素材と費用を比べたい方は、タイルより費用を抑えやすい駐車場素材の比較もあわせてご覧ください。
DIYで張る場合の注意点とプロに任せたいケース
「車が乗っても割れないタイル」を自分で張って、費用を抑えたいと考える方もいるかもしれません。
結論からいうと、車が乗る駐車場のタイル張りをDIYで行うのはおすすめしません。
主な理由は次の4つです。
- 砕石の転圧(機械で締め固める作業)や下地コンクリートを打つ作業には、機械や道具、人手が必要になる
- 高さ・勾配・平らさを数mm単位でそろえるには経験がいる
- 裏面にすき間を残さず張るのが難しく、浮きや割れの原因になりやすい
- 失敗したときの撤去とやり直しに、最初の工事以上の費用がかかることがある
DIYで試すなら、車の乗らない小さなスペースから始めるのが現実的です。
すでにある土間コンクリートの上に置くだけタイルを並べる場合も、車を乗せてよいかは商品の用途表示で確認してください。
次のような場合は、最初からプロに任せたほうが仕上がりも費用も読みやすくなります。
- 駐車場の全面をタイルにしたい
- 既存の土間コンクリートにひびや沈みがある
- 道路や玄関との高さ調整が必要
- 寒冷地で、凍害や凍上(地面の凍結による持ち上がり)が心配
業者に確認したい仕様チェックリスト
タイルの駐車場は、見積書の書き方しだいで中身の差が見えにくい工事です。
業者に見積もりを頼むときは、次の項目を確認しておきましょう。
| チェック項目 | 確認すること |
|---|---|
| タイルの品番と厚み | メーカー名・品番・厚み、車両用の表示があるか |
| 路盤と下地コンクリート | 砕石の厚み、下地コンクリートの厚み、ワイヤーメッシュの有無 |
| 張り方 | 改良圧着張りなど、裏面にすき間を残しにくい工法か |
| 勾配と仕上がり高さ | 水を流す方向、道路・玄関との段差の処理 |
| 予備タイル | 補修用に何枚残してもらえるか |
| 養生期間 | 張り付け後、いつから車を乗せられるか |
| 保証・アフター | 割れや浮きが出たときの対応 |
これらの項目が「一式」でまとめられている場合は、内訳を出してもらうと他社との比較がしやすくなります。
同じタイルを使っても下地や張り方の仕様は業者によって差が出るため、複数社の見積もりを同じ条件で並べてみるのがおすすめです。
依頼先の探し方や比べ方は、タイル駐車場の仕様をそろえて複数の外構会社に見積もりを頼む方法で紹介しています。
一括見積もりのフォームで要望を送るときは、上の表の項目(タイルの厚み・下地コンクリートの仕様・勾配など)も書き添えておくと、各社の提案を同じ条件で見比べやすくなります。
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駐車場タイルでよくある質問
駐車場のタイルについて、打ち合わせでよく聞かれる質問をまとめました。
タイルを張ってから、いつ車を乗せられますか。
張付けモルタルや目地が固まるまで、一般的には1〜2週間程度は車を乗せないのが目安です。
下地コンクリートを新しく打つ場合はその養生期間(固まるまで保護して待つ期間)も加わるため、工事全体で車を置けない期間はさらに長くなります。
正確な日数は季節や使う材料によって変わるので、業者に確認してください。
今ある土間コンクリートの上にタイルを張れますか。
土間コンクリートの状態がよければ、上から張れる場合があります。
ただし、ひび割れや沈みがあるときは、先に下地の補修が必要です。
また、仕上がりが数cm高くなるため、道路との段差やシャッター・門扉の開け閉めに影響が出ないかを確かめておきましょう。
雪の多い地域でもタイルの駐車場にできますか。
できますが、寒冷地ならではの対策が欠かせません。
耐凍害性の表示がある磁器質タイルを選び、水たまりが残らない勾配をつけることが基本です。
除雪のときに金属製のスコップでタイルの角を欠くことがあるため、樹脂製の除雪用具を使うと安心でしょう。
融雪剤はタイルや目地を傷める場合があるので、使うときは商品の注意書きを確認してください。
ホームセンターで買ったタイルを業者に張ってもらえますか。
施主が用意した材料で施工してくれる業者もありますが、対応は業者によって分かれます。
支給品の場合、タイル自体の不具合は保証の対象外になることが多いため、車両用の表示があるかも含めて事前に相談しておきましょう。
まとめ|タイル選びと下地をセットで決める
車が乗っても割れにくい駐車場タイルにするためのポイントを振り返ります。
- タイルは磁器質(Ⅰ類)・屋外床用で、メーカーが車両用として案内している厚みのものを選ぶ
- ホームセンターの置くだけタイルは、車両の可否を用途表示とメーカー仕様で確認する
- 割れにくさは、砕石の路盤・ワイヤーメッシュ入りの下地コンクリート・裏面にすき間を残さない張り方で大きく変わる
- 仕上がり高さと勾配は、張る前に決めておく
- 補修に備えて、同じロットの予備タイルを残してもらう
タイルは色や質感に目が行きがちですが、長く使えるかどうかは見えない下地で差がつきます。
カーポートの位置や駐車台数など、タイル以外の仕上げも含めた駐車場全体の計画とあわせて考えると、タイルを使う範囲も決めやすくなるでしょう。
仕様が固まったら、タウンライフの一括見積もりで駐車場タイル工事の見積もりを複数の外構会社から取り寄せると、下地や張り方の中身まで同じ条件で比べやすくなります。
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