ウッドデッキが欲しいけど、「手入れが面倒だから人工木ウッドデッキにしよう」と安易に決めていませんか?
この記事では人工木ウッドデッキとはどういうものなのか、おすすめの商品も合わせて解説していきます。
記事の後半で紹介しているおすすめの商品は、実際に現場で施工した商品、またはサンプルで手に取った商品を紹介しているのでご安心ください。
もっと調べておけば良かったと後悔のないように、最後までどうぞ。
こんにちはテツです。
執筆者
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
ウッドデッキを作る前の予備知識として以下の記事も用意したので参考にどうぞ。
人工木とはプラスチックと木粉を混ぜ合わせた物
人工木とは、ポリエチレンやポリプロピレンと呼ばれるプラスチック素材と木粉を混ぜ合わせて作った人工的な木材です。
人工木ウッドデッキは、木材の代わりに人工木を使用して作られたデッキのことを指します。
床材が人工木でも、柱や土台はアルミ材を使用することがほとんどです。全てが人工木でできている商品は限られるので、柱や土台も人工木にしたい方は忘れずにチェックしていきましょう。
また、商品によって肌ざわりも違うので、購入する祭はサンプルなどで必ず実物を確認してください。
参考までに天然木ウッドデッキと人工木ウッドデッキとの比較記事も用意したので以下をどうぞ。
人工木の構造は大きく分けて2種類
ウッドデッキに使われる人工木の構造は大きく分けて以下の2種類があります。
- 中空
- 無垢
中空の人工木の特徴
- 無垢に比べて軽量
- 切り口が露出する箇所はキャップなどで隠す必要がある
- 表面にビスが見えない仕様になっている。
無垢の人工木の特徴
- 中空に比べて重く、衝撃に対して強い
- カットした面も見せることができる為、天然木ウッドデッキに近い仕上がりになる
- 切断面を仕上げとして活かすことができる為、複雑な組立てが可能
人工木ウッドデッキの「メリット」
人工木ウッドデッキのメリットを3つ解説していきます。
メリット①:耐久性バツグン
過酷な天候の下でも腐食や虫害がほとんどありません。湿気による影響も受けにくいので変形や反りも起こりにくいです。
メリット②:手入れが簡単
耐久性があるので天然木のように木材保護塗料を塗る必要はありません。ササクレの心配もないので小さなお子様やペットにも安心です。
メリット③:色褪せしにくい
色褪せしにくいので、塗装することなく長期的に景観を維持することができます。実際は紫外線などにより徐々に退色していきますが緩やかなため意識することは稀でしょう。
カラーはひとつの商品につき3〜4種類ほど展開されているので好みに応じたコーディネイトもしやすいです。
人工木ウッドデッキの「デメリット」
人工木ウッドデッキのデメリットを3つ解説していきます。
デメリット①:表面温度が熱くなりやすい
熱を吸収しやすく、真夏の直射日光が長時間あたる所ではかなりの高温になります。裸足で歩くと火傷するくらいです。
ウッドデッキは南向きに設置する状況が多いので、オーニングなどの日よけ対策もセットで考えることをおすすめします。
参考までにエクスショップさんの公式サイトに表面温度の実験をした記事があるので興味のある方は以下をどうぞ。
≫真夏にウッドデッキを素足で歩けますか?(表面温度の計測報告)
デメリット②:質感は天然木よりも劣る
人工木は、天然木のもつ質感や風合いよりも劣ります。
とはいえ、ハイグレードの人工木では色ムラや表面形状がリアルなものがあります。価格帯も比較しつつ検討していきましょう。
デメリット③:雨染みが目立ちやすい
雨の当たる場所と当たらない場所にまたがってウッドデッキが設置されていると、特に境目が雨染みとして目立ちやすいです。
ベージュのような明るい色だと分かりやすい印象ですが、雨染みになりにくい商品もあるので気になる方はサンプルで確認するか業者に相談してみましょう。
【リーズナブル】おすすめの人工木ウッドデッキ4つ
リーズナブルな人工木ウッドデッキは人工っぽい見た目であることは否めませんが、見た目よりもウッドデッキとしての機能を重要視したい方におすすめです。以下に例を4つ紹介していきます。
YKKap:リウッドデッキ200
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:219,000(税込)~
YKKap:リウッドデッキ200EG
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:250,000(税込)~
木目の加工がしてある人工木です。リウッドデッキ200の上位版ですが、価格が抑えられているのでリーズナブルとしました。
三協アルミ:ひとと木2
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:226,000(税込)~
LIXIL:樹ら楽ステージ
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:242,000(税込)~
【ハイグレード】おすすめの人工木ウッドデッキ
ハイグレードな人工木ウッドデッキを以下に5つ紹介していきます。
なかでも天然木のようにリアルな人工木ウッドデッキの詳細は以下の記事を参考にどうぞ。
≫【まるで天然木】デッキDS・エバーエコウッドリアル・彩木ウッドデッキ【個人的に神】
LIXIL:デッキDS
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:296,000(税込)~
LIXIL:デッキDC
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:308,000(税込)~
一番の特徴は、一般的な人工木よりも熱が伝わりにくい点です。
三協アルミ:ひとと木キュアーズ
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:270,000(税込)~
タカショー:エバーエコウッドリアル
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:287,000(税込)~
MINO:彩木 ガーデンデッキDG
サイズ:3.6m×1.8mの場合
商品+工事費:337,000(税込)~
人工木のデメリットをほぼ解決したような商品で欠点が見当たらない人工木ウッドデッキです。間近で見ても人工木と分からないほど天然木のようにリアル。素材はウレタンでできていて表面温度が上昇しにくいです。
おすすめ人工木ウッドデッキ費用の一覧表
この記事で紹介した人工木ウッドデッキ費用を一覧表にまとめました。
リーズナブルな人工木ウッドデッキ
商品名 | 商品+工事費:(税込み) サイズ:3.6m×1.8m |
YKKap:リウッドデッキ200 | 219,000円~ |
YKKap:リウッドデッキ200EG | 250,000円~ |
三協アルミ:ひとと木2 | 226,000円~ |
LIXIL:樹ら楽ステージ | 223,000円~ |
ハイグレードの人工木ウッドデッキ
商品名 | 商品+工事費:(税込み) サイズ:3.6m×1.8m |
LIXIL:デッキDS | 296,000円~ |
LIXIL:デッキDC | 308,000円~ |
三協アルミ:ひとと木キュアーズ | 270,000円~ |
タカショー:エバーエコウッドリアル | 287,000円~ |
MINO:彩木 ガーデンデッキDG | 337,000円~ |
人工木ウッドデッキの施工ができる業者探し
こんな風に悩んできませんか?
- どの業者に依頼すれば良いのか分からない
- 複数業者から相見積もりを取りたいけど探す時間がない
そんなときに以下をご提案です。
外構の一括見積もりサイトに頼むという方法
年々一括見積もりサイトが増えていますが、タウンライフリフォーム(外構特集)が信頼できてオススメです。登録されている業者は厳格な国家基準をクリアした信頼ある優良企業のみが掲載されています。
\隠れた優良企業も見つかる/
もし、タウンライフリフォームでお住まいの地域に業者が見つからなかった場合は、他にもおすすめの一括見積もりサイトがあるので詳しくは外構の一括見積もりできる4サイトを比較をチェックです。
まとめ:人工木ウッドデッキの重要ポイント
この記事では、人工木ウッドデッキのメリット・デメリットとおすすめの商品を紹介してきました。
人工木ウッドデッキの重要ポイントをまとめると以下です。
- 直射日光で表面温度が熱くなるので、設置する方角またはオーニングなどの対策をセットで考える。
- ハイグレード帯には、天然木のようにリアルな人工木があるのでこだわりある方におすすめ。
- 肌ざわりがそれぞれ違うので、選ぶときはサンプルなどで必ず事前確認する。
素敵なウッドデッキライフを手に入れましょう。