エクステリア

外構図を分かりやすく作成する方法【超実践:プレゼンにも現場にも】

2021年6月10日

外構図というものは実は表現方法が統一されていなく、各自にゆだねられています。

最低限の方法はあるものの、未熟だった頃の僕は外構図の構成が不十分だったことにより、お客様や現場に対してミスにつながることもありました。

本記事の目的

外構で独立するまでに至った僕がさらに良い外構図を提供していけることが目的です。

現時点で僕が思える最善の外構図の構成を言語化して書きとめました。

自分への最低限のルールでもあります。

実際、お客様からも現場の職人さんからも「分かりやすい」と言ってもらえてるので信憑性はあります。

本記事が同業者の方にとっても参考になれば嬉しいです。

執筆者紹介

こんにちは、テツです。

独立する前は、外構エクステリア専門店→職人→ハウスメーカーという、業界を構成する主な3つの立場を歩んできた珍しい人間です。

本記事の方法にたどり着いた背景

僕は、営業・設計・現場管理を一人で対応するという仕事の仕方を長年してきました。

だからこその気づきや改善を繰り返してきたことがたくさんあります。

その中のひとつが外構図の構成です。

時間が足りない中でどうやって効率よく「お客様へプレゼン」と「正確な現場管理」ができるかを求めてきました。

本記事で解説することは、お客様との打ち合わせと職人さんとの対話経験から身に付けてきたことなので超実践的です。

初心者の方は外構図面の見方が分かる3つのポイント【初心者向け】からご覧になると分かりやすいです。

外構図が満たす情報と条件

一物件につき外構図はA3用紙1枚、複雑で大型物件であってもA3用紙2枚までとします。

更にプレゼン用としても施工用としても同時に満たすようにします。

書類管理や分かりやすさという観点からも用紙は少ない方がいいです。

外構図が満たす情報

外構図から知りたい情報はお客様と職人さんの立場では違っていて以下の通りです。

お客様が知りたい情報

  • デザイン性
  • 利便性(駐車・使い方・大きさ)
  • 導線に不都合はないか

職人さんが知りたい情報

  • 幅、高さ、配置の寸法
  • 使う材料の仕様
  • 高低差の設定

以上の情報をA3用紙1枚で両方満たすようにします。

外構図の条件

繰り返しですが、可能な限り1枚の用紙にプレゼン用としても施工用としても同時に満たす情報を盛り込むことを重要視します。

「ミスの軽減」と「分かりやすさ」を満たす為です。

  • お客様と打ち合わせを重ねていくうちに発生しやすい書類の混乱を避けるため。
  • 職人さんは外で作業しつつ図面をチェックしなければいけないため、パッと見たときに把握しやすいようにする。

具体的に解説していきます。

外構図が構成するもの

外構図1枚に構成するものは以下の7つです。

①:表題

②:平面図

③:立面図

④:パース

⑤:寸法

⑥:レベル

⑦:仕様一覧表

それぞれサクッと解説していきます。

①:表題

表題には「邸名・日付・縮尺・会社名・担当者」を表示。

ほとんどの会社にはテンプレートがありますね。

②:平面図

基本となる図面です。

全ての部分に引き出し線を入れますが、端をそろえると全体がキレイに見えます。

樹木に引き出し線が入りきらない場合は植栽一覧表をつくります。

③:立面図

立面図には必ず高さ寸法を表示します。

平面図に引き出し線を入れるよりも立面図に入れた方が良い場合があるので状況により判断です。

④:パース

全体像1枚とフォーカルポイント1枚を入れます。

複雑な物件や大型物件だとあらゆる角度からのパースが必要になってきます。

用紙1枚に納まらない場合はパースを2枚目にします。

⑤:寸法

寸法表示はポイントとなる部分に必ず入れますが、その他は必要最低限にとどめておきます。

寸法が表示されていない部分の寸法読み取りは図面からスケールアップでOKとなることが多いのも外構図の特徴です。

スケールアップは三角スケールを使います。

外構図のほとんどは1/100縮尺のため、現場で作業する職人さんはコンベックスを使って図面からスケールアップで寸法を読み取ることも多いです。

⑥:レベル

レベルの表示方法は以下のように3種類を使い分けると分かりやすいです。

【現状】:数値を□で囲む

【新規床仕上げ】:数値に(  )を付ける

【新規塀仕上げ】:引き出し線の項目にレベルも表示

⑦:仕様一覧表

建材の品番を一覧表にして表示します。

品番が決定していなくても、項目を一覧表にすることでお客様との打ち合わせ漏れを防ぐことができます。

仕様なら引き出し線の項目にも一緒に表示すれば一覧表は必要ない?

平面図の引き出し線に品番も表示すればわざわざ一覧表の表示は必要ないという意見があるかもしれません。

繰り返しですが、本記事の外構図はプレゼン用としても施工用としても同時に満たすことが目的です。

一覧表にすることで現場サイドにとっては発注漏れも防ぐことができます。

まとめ

本記事をまとめると以下です。

メモ

外構図が満たす情報と条件

以下を可能な限り用紙1枚に盛り込む

  • お客様が知りたい情報
  • 職人さんが知りたい情報

外構図が構成するもの

  1. 表題
  2. 平面図
  3. 立面図
  4. パース
  5. 寸法
  6. レベル
  7. 仕様一覧

テツからのコメント

本記事の内容は、現時点で僕個人が思う最善の図面構成を書き留めました。

改善点や良い方法が見つかればどんどん改良していく予定です。

若干、独自性が入っているので同業者の方から見れば違和感を覚えるところがあるかもしれません。

僕としては本記事の構成を標準にするようにしてからはミスなくプレゼンから現場管理まで一貫してスムーズに仕事を進めることができています。

より細かく図面に特化して学びたい場合はコチラの本「エクステリア標準製図―JIS製図規格とその応用」をおススメします。

なお本記事で紹介してきた図面はオーセブンCADで作成しました。

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