あなたの家の第一印象を決めるのが玄関アプローチです。でも玄関アプローチの「幅」はどうやって決めればいいのか迷っていませんか?
この記事では、玄関アプローチの最適な幅を決めるためのコツをご紹介します。
敷地の広さ、家族構成、来客の頻度など様々な要素を考慮しながら、あなたのアイデアを設計に取り入れて、家族が快適に生活できるようにしましょう。
アプローチに関する総合的なアドバイスは、今すぐ知りたい!外構のアプローチで失敗しないためのプロのアドバイスをご覧ください。
こんにちはテツです。
執筆者
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
玄関アプローチの幅を決める
玄関アプローチの幅を決定する際に考慮すべきことは以下です。
- 幅の決め方
- 幅が広すぎるときの問題点
- 幅が狭すぎるときの問題点
広さなど総合的な視点から最適な幅を決定することが大切です。
それぞれ解説していきます。
幅の決め方
玄関アプローチは、敷地の大きさや家のスタイル、住む人のライフスタイルによって、最適な幅は変わります。
さらに、視覚的な要素だけでなく、機能性や安全性も考慮する必要があり、以下を基準に検討してください。
敷地が狭い場合や、特定のデザインを追求したい場合でも、最小0.9mの幅を確保してください。
一般的に、玄関アプローチの標準的な幅は1.2mとされています。これは、大きな荷物を持った人がすれ違うことができる最小限の幅です。また、大人と子供が手をつないで歩くことができる幅でもあります。
敷地が広い家では、1.5m〜1.8mの幅を持つアプローチが設定されることもあります。
\(無料)優良企業に相談する/
幅が広すぎるときの問題点
玄関アプローチの幅が広すぎると、敷地の他の部分が狭くなる可能性があります。例えば、庭や駐車スペースに影響を及ぼすことがないか検討してください。
また、特に夜間や視界が悪いときに、どこを歩くべきか迷ってしまう可能性もあります。意外ですが、歩きやすさ・安全性への影響があります。
幅が狭すぎるときの問題点
玄関アプローチの幅が狭すぎると、歩きにくいと感じるはずです。特に、大きな荷物を運んでいる場合や、すれ違う場合には問題となります。
また、幅が狭すぎると、玄関アプローチに圧迫感が生まれ、家全体の印象を悪くする可能性もあります。狭小地で家を建てる場合に注意が必要です。
玄関アプローチとは何か再確認
玄関アプローチとは、道路から玄関までの通路のことを指し、単にアプローチと呼ばれることもあります。
外構の中でも玄関アプローチは、訪れる人が最初に目にする部分であり、家の印象を大きく左右するため、ただ通行するためでなく、美観や機能性も考慮することが必要です。
役割と重要性
玄関アプローチは、訪れる人を玄関まで誘導する役割があります。
そのため、歩きやすさ・安全性・防犯性も大切です。また、玄関アプローチは家の顔とも言え、デザインや素材選びによって家全体の印象が決まります。
基本的な構成
玄関アプローチの基本的な構成は、「通路」と「通路に隣接するエリア」両方で構成されます。
構成①:通路
通路には、敷石、レンガ、コンクリートなど様々な素材が使われます。素材を選ぶときは、見た目の美しさだけでなく、歩きやすさや耐久性も考慮する必要があります。
構成②:通路に隣接するエリア
通路に隣接するエリアには、植物や花壇、照明、門柱などの装飾物を配置します。装飾することで、玄関アプローチがより魅力的になり、訪れる人を迎えることができます。
植物や照明に関する記事は以下を参考にどうぞ。
玄関アプローチ作りはDIYできる?
DIYをすることは可能で、玄関アプローチ作りの費用が削減できます。
ただし、専門的な知識や技術が必要な内容は必ずプロにご依頼ください。
例えば基礎部分や下地部分はプロに施工してもらい、レンガをならべたり砂利を敷き詰めるなど、自分で施工できそうな場所はDIYに挑戦してみましょう。
DIYをするときの注意としては、必要な道具をそろえる費用を考慮することと、材料は重いものが多く、想像以上に重労働であることです。
道具に関する記事は、【DIY初心者向け】必要な道具まとめ【外構・エクステリア編】をご覧ください。
外構にはモルタルが欠かせません。モルタルに関する記事は、外構でよく使うモルタル【DIYでの作り方・使い方】をご覧ください。
玄関アプローチの設計ポイント【幅と合わせて考慮するもの】
玄関アプローチを設計するときに、幅と合わせて考慮すべきことは以下です。
- 玄関アプローチの形
- 玄関が道路と近い場合のアプローチの工夫
- 階段の寸法
それぞれ解説していきます。
玄関アプローチの形
玄関アプローチの形を考えるときは、道路から玄関の中が丸見えにならないようにすることが基本です。目隠し効果になり、落ち着いたデザインになるからです。
例えば、以下のような方法があります。
- 玄関ドアとアプローチの位置をずらす
- 玄関アプローチをクランクさせる
- 玄関アプローチをカーブさせる
- 塀やフェンスを配置する
以上のように変化のあるデザインにすると奥行きも感じられ、おしゃれな雰囲気にもなります。
玄関が道路と近い場合のアプローチの工夫
玄関が道路と近い場合のアプローチは、幅が必然的に決まりやすいので他のことを工夫しましょう。
例えば以下です。
- 視覚的な隔たりを作るために、植栽やフェンス・塀を利用
- 照明を工夫することで、夜間でも安心して通行できるようにする
- 道路からの騒音を軽減するために、防音壁を設置する
など
以上の工夫により、道路と近い玄関でも快適なアプローチを実現することができます。
階段の寸法
玄関アプローチは平らなだけでなく、階段が必要になる場合があります。
階段ひとつの目安の寸法は以下の通りです。
- 段差:15cm以下
- 奥行:30cm~40cm
デザインによって、ひとつの階段の奥行きは90cmなど、ゆったりと2〜3歩分に設定する場合もあります。
階段の数を決めるときは測量をする必要があり、水勾配の計算も必要です。
\(無料)優良企業に相談する/
よくある質問と回答
玄関アプローチの標準的な幅は何メートルですか?
玄関アプローチの標準的な幅は約1.2メートルで、荷物を持った人がすれ違える幅とされています。しかし、必ずしも1.2メートル幅が必要なわけではありません。敷地や家のデザインにより、適切な幅は変わることがあります。
玄関アプローチの最低幅は?
0.9m以上の確保をおすすめします。荷物を持つ、傘をさす、すれ違う、自転車やベビーカーが通る、などを考慮しましょう。
住宅のアプローチの長さはどれくらいが適切ですか?
アプローチの長さは、敷地の大きさや形状、家の配置などによります。ただし、長すぎると移動に時間がかかり、短すぎると玄関までの距離が近すぎてプライバシーが保てない可能性があります。適切な長さを見つけるためには、専門家の意見を求めることをおすすめします。
門から玄関までのアプローチとは何ですか?
門から玄関までのアプローチとは、訪問者が門から玄関まで進むための道のことを指します。アプローチは、家の外観を形成する重要な要素であり、訪れる人に家の第一印象を与える部分でもあります。
玄関アプローチの階段の寸法はどれくらいが適切ですか?
階段の寸法は、歩きやすさと安全性を考慮する必要があります。一般的には、段差は15cm以下、踏み面は30cm以上が推奨されています。しかし、これも家のデザインや敷地の条件により適切な寸法は変わることがあります。
まとめ:細部までこだわって快適なアプローチにしよう
この記事では、玄関アプローチの幅と設計のポイントについて解説してきました。
玄関アプローチは、訪れる人が最初に目に入る場所であり、家全体の印象を大きく左右します。したがって、適切な幅と形状を選択することが大切です。DIYをすることもできますが、専門知識とスキルが必要になる場合があります。
よくある質問と回答では、玄関アプローチの幅に関連する情報をまとめたので参考にしてください。