この記事では庭の雑草対策として「防草シートの上から砂利を敷く方法」を解説していきます。
コスパが良くDIYでも挑戦しやすいため、どこのホームセンターにも防草シートと砂利は販売しています。
初めて挑戦するあなたにとって上記の意見は当然だと思います。
この記事はそんな悩みを解決していきます。
この記事の内容
- 防草シートの施工方法
- 業者依頼とDIYを金額を含めて比較
執筆者紹介
こんにちは、テツです。
独立する前は、外構エクステリア専門店→職人→ハウスメーカーという、業界を構成する主な3つの立場を歩んできた珍しい人間です。
庭の雑草対策をする方法
まず、雑草対策の方法は概ね以下があります。
- 防草シートの上から砂利を敷く
- 人工芝を敷く
- コンクリートをする
- レンガやインターロッキングといった建材を敷き詰める
- グランドカバーを植える
-
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冒頭で触れましたが、雑草対策の代表例でありコスパも良く、DIYでも挑戦しやすいのが「防草シートの上から砂利を敷く方法」です。
この方法を深堀りしていきます。
防草シートだけでは効果はないのか
防草シートには品質や性能の違いがあり、防草シート単独で効果を発揮する物もあります。
織物タイプと不織布タイプがありますが、不織布タイプであれば防草シート単独で効果を発揮するものが多いです。
さらに上から砂利を敷く理由は以下です。
- 見た目を良くする
- 防草シートが風でめくれないようにする
- 防草シートに紫外線が直接当たらないようにすることで防草シートの劣化を抑える
- 防草シートのわずかなすき間から光が入り、さらに下の雑草に光合成をさせない
防草シートを使った雑草対策の施工方法と手順
防草シートの施工方法と手順は以下です。
- 除草剤をまく
- 草刈り及び草取り(限りなく土しかない状態にする)
- 整地(地盤が高いようだと砂利の厚み分の土を掘り起こす)
- 防草シートを敷く
- 砂利を防草シートの上から敷く
特に「2.草刈り及び草取り」と「3.整地(地盤が高いようだと砂利の厚み分の土を掘り起こす)」は状況によっては草刈り機や重機が必要または人手が必要になります。
DIYで手に負えない場合は業者に任せましょう。
【業者に任せる】庭を防草シートで雑草対策
どの業者に頼めばいいかは以下です。
- 造園屋
- 植木屋
- 外構業者
- 便利屋
このあたりに依頼をすれば大丈夫でしょう。
雑草対策の作業はもちろんですが、合わせて他の作業も頼むことができます。
例えば、大きくなった木の剪定、消毒、不要になった木の撤去、コンクリート、など同時に作業をすればトータル面でコストを抑えることができる傾向にあります。
業者費用の目安
実際に作業依頼する前に見積りを取ることは必須です。
後々のトラブルを避けるため、口頭ではなく書面での見積提示をしてもらいましょう。
「除草剤、草刈り及び草取り、整地、防草シート、砂利敷き」の一連の流れでおおよその計算方法は次の通りです。
業者費用の目安
単価:3,000円/平米~
(例)5m×6mの庭:30平米×3,000円=90,000円~
作業時間:1日で完了
プラスアルファになる場合の例は以下です。
参考
- 障害物や狭い通路により運搬が困難
- 機械や重機が必要だとプラス20,000以上もある
- 砂利の種類によって1.5倍や2倍近くになる場合もある
【DIYでする】庭を防草シートで雑草対策
繰り返しですが、防草シートの施工方法と手順は以下です。
- 除草剤をまく
- 草刈り及び草取り(限りなく土しかない状態にする)
- 整地(地盤が高いようだと砂利の厚み分の土を掘り起こす)
- 防草シートを敷く
- 砂利を防草シートの上から敷く
DIYでするときに、そろえておきたい道具が以下です。
- 除草剤
- 軍手
- カマ
- スコップ
- ゴミ袋
DIY費用の目安
道具や材料はホームセンターでそろえることができますが、100均で購入可能なものもあります。
少しでも費用を抑える方法として100均で購入できるものも合わせて費用を紹介します。
- 除草剤:100均。ダイソーの「お酢の除草剤」は有毒成分が含まれていないので安心。
- 軍手:100均
- カマ:100均
- 防草シート:ザバーン防草シート。安価なものは耐久性と品質に難あり。長期的にみてザバーン防草シートはおススメ。
- 砂利:ホームセンターで袋売りを購入すると想定。300円/袋~3000円/袋と色々。必要量は5袋/平米。
DIY費用の目安
(例)5m×6mの庭:30平米として計算。
- 除草剤2つ×110円=220円
- 軍手+カマ=220円
- ザバーン防草シート:1m×30mを1巻き=12,100円
- 防草シート固定ピン:5,000円程として
- 砂利:【必要量】30㎡×5袋=150袋。【最低価格】150袋×300円~=45,000円~。
合計62,540円~ ※砂利の種類によってかなり変動します
作業時間:不明
業者費用とDIYの比較表
前項の参考計算式より20、30、40平米を例として業者費用とDIY費用を表にまとめました。
業者 | DIY | |||
広さ | 費用 | 作業時間 | 費用 | 作業時間 |
20平米 | 60,000円~ | 1日 | 47,540円~ | 不明 |
30平米 | 90,000円~ | 1日 | 62,540円~ | 不明 |
40平米 | 120,000円~ | 1日 | 89,750円~ | 不明 |
※40平米の場合は「除草剤3つ+軍手とカマ+防草シート2巻+固定ピン+砂利200袋」とします。
※金額は比較の為、一定条件下で簡略化したものです。実際は各ご家庭に合わせてお見積りしてください。
業者費用とDIYを比較した結果
業者費用とDIY費用の比較の結果、予想通りDIYの方がコストを抑えることができます。
ただし、注目すべきは作業時間です。
DIYで作業をする場合は1日や2日で完了することは困難なような気がします。
コストと作業時間と労力のバランスをよく検討することが大事ですね。
まとめ
この記事では防草シートを使った雑草対策を解説しました。
まとめると以下です。
メモ
庭の雑草対策方法
- コスパが良い方法は防草シートを敷く
- 防草シートの種類
- 防草シートの施工手順
業者費用とDIYを比較
比較表参照:コスト・作業時間・労力のバランスをよく検討しよう
この記事が雑草のストレスから解消となればうれしいです。