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庭の雑草対策をDIYで比較|方法別の選び方

2020年10月22日

庭の雑草対策をDIYで比較|方法別の選び方

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毎年、暑い時期になるとまた雑草が伸びてきて、休みの日をつぶして草むしりをしている。

そんな繰り返しに疲れて、「今度こそ根本的に対策したい」と検索している方は多いはずです。

とはいえ、防草シート、人工芝、コンクリート、レンガ、グランドカバー植栽と選択肢が多く、自分の庭にどれが向くのか判断しづらいところだと思います。

この記事では、外構工事に20年以上たずさわってきた立場から、自分でできる雑草対策を方法別に比較します。

費用感や耐用年数の目安だけでなく、施工から数年後に実際に起きやすい失敗事例も含めて紹介するので、選ぶ前の判断材料にしてください。

雑草対策も含めて新築の外構全体で失敗したくない方は、新築外構全体で失敗しないためのポイントをまとめた記事もあわせてご覧ください。

先に結論だけ書いておきます。

  • 雑草が生える原因は「光・土・種子」の3つで、対策方法はこのどれかを断つ仕組みになっている
  • 完全に「生えなくする」方法はなく、どの方法も数年単位のメンテナンスが前提になる
  • 広さ・車の出入り・ペットや子どもの有無・将来の模様替えの可能性で、向く方法は変わる
  • 防草シート+砂利は下地の水はけ、人工芝はシートの劣化、グランドカバーは繁茂しすぎといった「数年後の失敗」が方法ごとに存在する
  • コンクリートやインターロッキングは基本的に業者施工で、DIYで対応できる範囲には限界がある

こんにちはテツです。

テツ
執筆者
  • 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
  • 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
  • 現在:外構専門店運営・現役フリーランス

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庭の雑草対策をDIYで比較する前に押さえること

方法を比較する前に、雑草がなぜ生えるのかを押さえておくと、それぞれの対策がどこに効いているのかが分かりやすくなります。

ここを理解しておくと、「なぜこの対策には注意点があるのか」も納得しやすくなります。

雑草が生える3つの原因(光・土・種子)

雑草が育つには、光・土・種子の3つの条件がそろう必要があります。

  • 光:発芽と成長に必要な日光
  • 土:根を張り、水分と養分を得るための土壌
  • 種子:地中に眠っている種、または風や鳥で飛んでくる種

多くの対策方法は、この3つのうちどれかを物理的に断つことで雑草を抑える仕組みです。

防草シートは光を遮り、コンクリートは土との接触を断ち、こまめな草むしりは種子が落ちる前に処理する、といった具合です。

自分がやろうとしている対策が、光・土・種子のどこに効いているのかを意識すると、組み合わせの必要性も見えてきます。

完全に「生えなくする」方法はない

結論からいうと、どんな対策でも雑草が生えにくくなることはあっても、永久にゼロになるとは言い切れません。

防草シートの継ぎ目、コンクリートの目地、砂利の隙間など、わずかな隙間があれば種子は入り込みますし、風で飛んでくる種子まではコントロールできないためです。

そのため、この記事で紹介する費用や耐用年数は、あくまで一般的な目安として参考にしてください。

「これをやれば雑草が生えなくなる」という前提ではなく、「どの方法が、自分の庭にとって手入れの手間を減らしやすいか」という視点で比較するのがおすすめです。

方法別の比較表(費用感・耐用年数・DIY可否)

まずは主な5つの対策方法を、費用感・耐用年数・DIY可否・向く庭の条件で一覧にしました。

金額は実務経験と各社公開情報に基づく目安で、地域・業者・仕様によって変動します。

対策方法(DIY可否)初期費用の目安(10㎡あたり)耐用年数の目安特に向く庭
防草シート+砂利(◎ 自分でできる)1.5万〜3万円シート5〜10年、砂利は補充しながら半永久的面積が広く、予算を抑えたい庭
人工芝(○ 下地の精度次第で可能)3万〜8万円8〜10年前後見た目も重視したい庭、子ども・ペットがいる庭
コンクリート・固まる土(△ 小面積の固まる土のみ現実的)8万〜18万円10年以上(ひび割れ・目地の劣化に注意)車の出入りがある庭、雑草を大きく減らしたい庭
レンガ・インターロッキング(△ 小面積なら可能)8万〜15万円10年以上(目地の砂補充などの軽いメンテが必要)デザイン性を重視、将来レイアウトを変える可能性がある庭
グランドカバー植栽(◎ 自分でできる)5千〜2万円(苗代中心)定着後は数年単位で維持しやすい(植物・気候による)緑を残したい庭、日当たりに合う植物を選べる庭

数値はいずれも目安です。

実際の面積や下地の状態、依頼先によって金額は上下するため、参考程度に見てください。

庭の条件別に向く雑草対策の選び方

比較表だけでは決めきれないという方のために、庭の条件別にどの対策が向いているかを整理しました。

自分の庭の状況に近いものから確認してみてください。

広さ・車の出入りの有無で選ぶ

庭が広い場合、コンクリートやレンガで全面を仕上げるのは費用がかさみやすいため、防草シート+砂利やグランドカバーでコストを抑える発想が現実的です。

一方、車が出入りする駐車スペースは、砂利だとタイヤ跡やわだちができやすく、グランドカバーは踏まれて傷んでしまいます。

車が乗る部分はコンクリートやインターロッキング、それ以外の庭部分は防草シート+砂利やグランドカバーと、エリアごとに使い分けるという考え方もあります。

ペット・小さな子どもがいる庭で選ぶ

ペットや子どもが庭で過ごす時間が長い家庭では、砂利の角による転倒やケガ、誤飲のリスクを考慮したい方もいるでしょう。

人工芝は表面がやわらかく、こうした心配を減らしやすい選択肢の一つです。

除草剤を使う場合は、ペットや子どもが立ち入らない時間帯・区画に限定し、農薬としての用法用量を必ず守ってください。

将来的に模様替えする可能性がある庭で選ぶ

数年後に花壇を作りたい、家庭菜園を始めたいなど、レイアウトを変える可能性がある庭では、後から手を入れやすい方法を選んでおくと後悔しにくくなります。

防草シート+砂利やグランドカバー植栽は、シートをはがしたり植物を植え替えたりするだけで模様替えができます。

対して、コンクリートやインターロッキングは一度施工すると解体・撤去に費用がかかるため、将来の計画が固まっていない段階では慎重に検討したほうがよいでしょう。

対策方法別のメリット・デメリットと注意点

ここからは、5つの対策方法についてメリット・デメリット・注意点を一つずつ見ていきます。

比較表だけでは見えない、実務で気づいたポイントも交えて紹介します。

防草シート+砂利

もっとも取り入れやすい定番の組み合わせです。

  • メリット:資材費が安く、DIYで施工できる。シートで光を遮るため、多くの雑草を抑えやすい
  • デメリット:砂利の下に土や落ち葉が溜まると、そこが新しい雑草の温床になることがある。シートの劣化や破れは徐々に進む
  • 注意点:シートの重ね幅は最低10cm以上を目安にする。ピン(固定ピン)は中央部で1m間隔、端部やシートの重ね目地はそれより密に(50cm間隔程度)打ち込むと安定しやすい。隙間や打ち込み不足があると数年で継ぎ目から雑草が出てくる

砂利や防草シートを敷く前には、水はけの状態を確認しておくことも欠かせません。

水はけが悪いままシートを敷くと、水たまりができたり、シートの下に泥がたまってかえって雑草が生えやすくなったりします。

砂利や防草シートを敷く前に確認したい水はけ改善の方法も、下地作りの参考にしてください。

人工芝

見た目のきれいさと手入れのしやすさを両立したい方に選ばれている方法です。

  • メリット:一年を通して緑を保て、こまめな水やりや芝刈りが不要。防草シートと組み合わせれば雑草も抑えやすい
  • デメリット:初期費用が防草シート+砂利より高め。夏場は表面温度が上がりやすく、経年で毛足がつぶれてくる
  • 注意点:人工芝の下に敷いた防草シートが劣化すると、シートの隙間から雑草が突き上げてくることがある。下地の転圧(地面をしっかり突き固める作業)と防草シートの品質が仕上がりを大きく左右する

人工芝ならではのメリット・デメリットをさらに詳しく知りたい方は、人工芝を使うメリットとデメリットをまとめた記事を参考にしてください。

そもそも本物の芝生という選択肢も気になる方は、天然芝と人工芝の違いを比較した記事で特徴や手入れの違いを確認しておくと、選択肢が絞りやすくなります。

コンクリート・固まる土

雑草をもっとも根本的に減らせる方法の一つですが、費用と施工の難易度が上がります。

  • メリット:地面を完全に覆うため、雑草はほぼ生えなくなる。車が出入りする場所でも耐久性が高い
  • デメリット:初期費用が高く、一度施工すると撤去や模様替えのハードルが上がる。ひび割れや目地の劣化を放置すると、そこから雑草が生えることがある
  • 注意点:本格的なコンクリート打設は、下地の転圧や配筋、水勾配の計算など専門的な工程が多く、基本的には業者施工が前提になる。DIYで対応できるのは、市販の「固まる土」を使った小面積の補修程度が現実的

レンガ・インターロッキング

レンガや、レンガ状のコンクリートブロックをかみ合わせて敷き詰める「インターロッキング」は、コンクリートよりも見た目の選択肢を増やしたい方から選ばれています。

  • メリット:コンクリートより見た目のバリエーションが豊富で、部分的な補修や貼り替えがしやすい
  • デメリット:目地から雑草が生えやすく、定期的な目地砂の補充が必要。1枚あたりの単価が高く、広い面積だと費用がかさむ
  • 注意点:下地の砂利・砕石を十分に締め固めないと、レンガやブロックが沈んでガタつく原因になる。小面積のDIYであれば取り組みやすいが、広い面積や車が乗る部分は業者施工が安心

グランドカバー植栽

植物の力で雑草を抑えながら、緑も楽しみたい方に向いています。

  • メリット:初期費用が安く、植物によっては光を遮って雑草の発芽を抑えられる。景観として楽しめる
  • デメリット:定着するまでに時間がかかり、その間は雑草との競合が起きやすい。種類によっては旺盛に広がりすぎることがある
  • 注意点:繁殖力の強い品種を選ぶと、隣の敷地や通路まで越境してトラブルになるケースがある。庭の広さや日当たりに合った品種選びが重要

具体的にどの植物を選べばよいか迷う方は、雑草が生えにくい下草(グランドカバー)のおすすめ一覧で品種ごとの特徴を確認してみてください。

除草剤・こまめな草むしり

大掛かりな施工をせず、まず手軽に始めたい方向けの方法です。

  • こまめな草むしり:費用はかからないが、放置するとすぐに元通りになる。種子が落ちる前に処理すると、翌年の発生量を減らしやすい
  • 除草剤:短期間で広範囲の雑草を処理できるが、使う際は農薬取締法に基づく登録内容と、パッケージに記載された用法用量を必ず守ってください

除草剤は「即効性がある」「これで確実になくなる」と断定して使うものではありません。

あくまで一時的に雑草を減らす手段の一つとして考えてください。

散布する際は、風向きや近隣の植栽・家庭菜園への飛散、ペットや小さな子どもが立ち入るタイミングにも配慮しましょう。

施工後に起きやすい失敗・トラブル事例

比較表やメリット・デメリットだけを見て選ぶと、数年後に「思っていたのと違う」となりやすいポイントがあります。

方法別に、現場でよく見かける失敗事例をまとめました。

対策方法起きやすい失敗・トラブル
防草シート+砂利継ぎ目やピンの打ち込み不足から数年後に雑草が再生する。砂利の下に泥・落ち葉が堆積し、そこが新たな雑草の温床になる
人工芝下に敷いた防草シートが劣化・破損し、人工芝の隙間から雑草が突き上げてくる
コンクリート・インターロッキング目地やひび割れの部分から雑草が根を張る。目地の砂が流出して隙間が広がる
グランドカバー植栽想定以上に繁茂し、隣地や通路まで越境して近隣トラブルに発展する

こうした失敗は、施工時のひと手間(シートの重ね幅・ピンの間隔・転圧の丁寧さ・品種選び)で発生を抑えやすくなります。

DIYで作業する場合は、仕上がりの見た目だけでなく、こうした「数年後の状態」までイメージしてから取りかかることをおすすめします。

塩・熱湯を使った自己流対策の危険性

「お金をかけずに雑草を減らしたい」という理由で、塩や熱湯を使う方法を耳にすることがあります。

しかし、これらにはいくつかのリスクがあるため注意が必要です。

  • 塩:土壌の塩分濃度が上がり、周辺の植栽や芝生も育たなくなることがある。雨水とともに流れて建物の基礎や配管に悪影響を及ぼす可能性がある。近隣の敷地に流れ込むと、民法上の近隣トラブルに発展するおそれもある
  • 熱湯:表面の葉や茎は枯れても、根まで届かず再生することが多い。効果は一時的で、広い面積への散布は現実的でない。やけどのリスクもある

塩を使った方法は、費用がかからない反面、後から取り返しのつかない土壌トラブルにつながりかねません。

雑草対策としては、防草シートやグランドカバーなど、根本的な方法を検討することをおすすめします。

DIYで対応できる範囲と業者に頼むべき境目

ここまで紹介した方法は、すべてDIYでできるわけではありません。

自分でどこまでやれるか、どこから業者に頼むべきかの目安を整理しました。

面積・工種による目安

  • 防草シート+砂利・グランドカバー植栽:数十㎡程度までは道具をそろえればDIYで対応しやすい範囲です
  • 人工芝:下地の転圧と水はけの処理さえ丁寧にできれば、中程度の面積までDIYの範囲に入ります
  • コンクリート・インターロッキング:型枠や配筋、生コンの扱いなど専門性が高く、基本的には業者施工が前提になります

面積が広くなるほど、資材の運搬や作業時間の負担も比例して増えていきます。

「週末だけで終わらせたい」という場合は、施工範囲を区切って段階的に進めるのも一つの方法です。

費用を具体的に知りたい場合の比較

「自分でやるのが大変そうだから、業者に頼んだ場合の費用も知っておきたい」という方もいるでしょう。

防草シート+砂利を中心に、業者に依頼した場合とDIYでやった場合の費用を具体的に比較したい方は、業者に雑草対策を依頼した場合の費用相場をDIYと比較した記事を参考にしてください。

コンクリートや土間コンの施工など、DIYでは対応しきれない工事をまとめて依頼したい場合は、複数の業者に相見積もりを取ることで、金額と提案内容を比較検討しやすくなります。

防草シートや土間コンの施工を複数の外構会社に相見積もりする方法もあわせてご覧ください。

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まとめ|庭の条件で選び方は変わる

雑草対策には「これさえやれば安心」という万能な正解はなく、庭の条件によって向き不向きが変わります。

  • 面積が広く予算を抑えたいなら、防草シート+砂利かグランドカバー植栽
  • 見た目や快適さを重視するなら人工芝
  • 車の出入りがあり雑草を徹底的に減らしたいなら、コンクリートやインターロッキング(基本は業者施工)
  • 将来レイアウトを変える可能性があるなら、後から手を入れやすい方法を優先する

そのうえで、施工後数年たってから起きやすい失敗事例まで踏まえて選ぶと、後悔しにくくなるはずです。

迷ったら、まずは冒頭の比較表に自分の庭の条件を当てはめて、候補を2〜3つに絞ることから始めてみてください。

コンクリートや土間コンの施工など、DIYでは手に負えない工事が候補に残った場合は、前章で紹介した相見積もりの進め方も参考にしてみてください。

(PR:本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。掲載した費用・耐用年数はいずれも実務経験および各社公開情報に基づく目安で、地域・業者・仕様によって変動します。実際の金額や仕上がりは必ず現地調査・相見積もりでご確認ください。除草剤を使用する場合は、農薬取締法に基づく登録内容と用法用量を必ず守ってください。)

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このブログは外構の情報発信をしています。外構専門店6年、土木職人2年、ハウスメーカー9年、その後独立しました。今までの経験を活かしてここでしか読めない外構の専門的な内容を発信することをコンセプトにしています。エクステリアコンテスト入賞ちらほら。/1級エクステリアプランナー/2級土木施工管理技士/2級造園施工管理技士/ブロック塀診断士/

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