庭をライトアップしたい人
- 夜帰ってきたときに暗いから少しでも雰囲気よくしたい
- 道路に街灯もなく暗いので明るくしたい
- 部屋からの眺めとしてライトアップで素敵にしたい
このような方に向けて解説していきます。
この記事では、ライトアップでおしゃれにする7つのテクニックを紹介します。
記事を読み終えると、プロも使っているライトアップのテクニックを知ることができ、自宅の庭を暗くなっても素敵にするアイディアを浮かべることができます。
こんにちはテツです。
執筆者
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
外構全体をおしゃれにしたい!という方は、外構をおしゃれにする方法【商品選びからデザインまで網羅中】を是非ご覧ください。
ライトアップでおしゃれにする7つのテクニック
よく使うライトアップのテクニックを7つご紹介していきます。
テクニック①:フットライティング
アプローチ面だけではなく、周囲を低い位置の光源より照らすため、安心感、落ち着きを作り出し優しい光で安全を作ります。
均一に照らすのではなく、明暗を作って配置することで奥行き、美しさを作り上げます。
テクニック②:ステップライティング
階段などを照らすことで自然と視線を集め、段差に気付かせ安全を作ります。
また、照らし方によって安全と同時に美観も作り出すことができます
テクニック③:グレージング
壁が主役になるライティングです。
下からの光で壁面の凹凸を際立たせることで、壁面の質感を強調し、何もない壁面を空間の主役のように、照らし出します。
テクニック④:シャドーライティング
影を壁面に落とし込み、奥行、空間の立体感を強調します。
壁面は明るくシンプルなものが効果的です。
テクニック⑤:シルエットライティング
樹木の後ろにある壁面に照明を当てて、樹木のシルエットを浮かび上がらせるテクニックです。
落ち着いた印象を与えます。
テクニック⑥:クロスライティング
ひとつの樹木を複数のライトで照らし、どの方向から見ても照らされているようにします。
華やかで存在感があります。
テクニック⑦:デッキライティング
デッキライティングには配置する場所によりさまざまな効果があります。
暗くなりがちなデッキの端に並べて配置することで奥行きと美観を作ります。
ライトアップのメリット
ライトアップするメリット3つをご紹介します。
メリット①:おしゃれ度UP
ライトアップのテクニックでご紹介したような方法を、2つ3つほど取り入れるとおしゃれになります。
夜帰ってきたときに癒されますね。
メリット②:安全面UP
アプローチなど段差があるような所に照明を配置すると、つまずいたり踏み外しを予防することができます。
ポストやカーポートに設置することも有効です。
メリット③:防犯面UP
アプローチ周りや勝手口など、侵入口となりそうな付近を明るく照らすと防犯効果があります。
人感センサーを併用すると、より効果的です。
【注意】家の中からだと実は庭のライトアップが見えにくいことも
せっかく庭をライトアップしても、夜になると部屋の灯りが窓ガラスに反射して外が見えにくいという現象がよくあります。
これはミラー現象と言われるものです。
ミラー現象の対策
ミラー現象を防ぐには、室内の明るさを100として考えた際、庭の明るさはその20%を確保しましょう。
また、室内からの眺めを美しく見せるコツは、「室内:庭空間:境界壁面=4:1:2」の明るさ比率で照らすのが良いとされています。
庭の明るさを上げるだけではなく、室内の明るさを下げることも考えながら、全体のバランスを検討しましょう。
ミラー現象に関しては、室内からの眺めにこだわった夜の庭づくり・ライトアップのコツで事例を交えて解説されています。
よくある質問
ライトアップについてよく聞かれる質問3つをまとめました。
質問①:ソーラーライトってどうなんですか?
ソーラーパネルは大きいものがおすすめ。
ソーラーパネルが小さいと、周りを照らすというよりも、ぼんやりと光るだけで存在を示す程度のものが多いです。
パネルが大きいほど、配線されたライトと同等の明るさがあります。もちろん、日光が当たるところに配置しましょう。
質問②:虫が寄りやすいのでは?
LED電球であれば虫が寄り付く心配はほとんどありません。
LED電球の波長は虫が分かりにくいという実験結果があります。
実験方法に関しては、「LEDに虫が寄り付きにくい」のはホント?徹底検証で詳しく解説されています。
庭をライトアップする電球はほぼLEDになってきていますので、虫が寄り付く心配はほぼ無いと言えるでしょう。
質問③:自分の家にもライトアップできるの?
家の外壁に次の画像のようなコンセントがついていれば、どなたの家でもライトアップできます。
もしコンセントが無くても、新たに設置することが可能ですが、電気工事士の資格を持った業者に依頼する必要があります。
また、コンセントから先の照明器具は、近年12Vタイプのものが主流になってきています。
低電圧であるため、漏電してブレーカーが落ちる心配がほぼなく、安全・安心なことが最大のメリットです。
詳しくは、外構の照明ライトは後付けできる【主流は12Vライトで安全・安心】の記事で解説しているのでご覧ください。
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まとめ
最後に、ご紹介したライトアップのテクニック7つをおさらいしましょう。