外構業者を探すときに、どの業者を選べばいいのか悩んでいませんか?
この記事で紹介する外構業者の探し方を実践すると、誰でも簡単に信頼できる外構業者を見つけることができます。
なぜなら、業界20年以上の経歴を持つ僕が、メリット・デメリットを踏まえて本音で解説しているからです。
この記事では以下のStepで信頼できる外構業者を探します。
記事を読み終えると、外構業者の探し方で悩むことは一切なく、自信を持って信頼できる外構業者を選ぶことができます。
こんにちはテツです。
執筆者
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
外構業者とは:実は種類がたくさんある
外構業者として活動できる会社はたくさんあり、例えば以下の会社も外構業者として活動できます。
- 土木業者
- タイル業者
- 造園業者
- アルミ業者
- 左官業者
- ブロック業者
など
名前の通り工事の強みが分かりやすいです。自社でできない工事は下請けに頼んだり、対応不可として活動しています。
外構の専門業者として活動している会社も実は種類があり、以下の通りです。
- デザイナーが常駐していておしゃれな提案が得意
- 自社に特定分野の職人がいて、コストダウンが期待
- ハウスメーカーなどの下請け仕事がメインで提案力がやや劣る
など
以上の特徴を念頭に置きつつ、自分が求める業者を探していきましょう。
Step1:外構業者の探し方4つ【まずリストアップ】
外構業者を探すときは、まずリストアップから始めてください。
おすすめは以下の通り4つの方法があります。
それぞれメリットとデメリットも合わせて解説していきます。
探し方①:インターネットを使って外構業者を探す
Google、Yahoo、Bingなどで外構業者を探します。検索の方法は以下のように入力してください。
例えば、「大阪府 外構業者」「横浜市 外構業者」などです。
地元の外構業者がたくさん表示されるので、各業者のホームページをチェックしてください。チェックするところは以下の内容に注目するといいです。
- 施工事例
- 他社との違い
- 得意分野
気になる外構業者が見つかれば、全てブックマークです。
インターネットを使って外構業者を探すメリットとデメリットは以下です。
インターネットで探すメリット
- 多くの情報を手に入れることができ、比較検討が容易。
インターネットで探すデメリット
- 情報が過多で、どの業者が良いのか判断が難しいことがある。
近くの外構業者を探すときはGoogleマップを使う
Googleマップでも「〇〇(地域名) 外構業者」で検索すると地元の外構業者を探すことができます。
Googleマップ上に外構業者の所在地がマークされるので、近くの外構業者を探すときに便利です。
探し方②:家を建ててもらったハウスメーカーに外構の相談をする
ハウスメーカーに外構を頼む方法もあります。
ハウスメーカーがそのまま外構工事を担当する場合もありますが、外構業者を直接紹介してくれることもあります。ハウスメーカーは、自社の家と相性のいい外構デザインを提供できる外構業者を知っています。
ハウスメーカーに頼むメリット
- ハウスメーカーが信頼している業者を紹介してくれるため、安心感がある。
- 家と外構の一体感を出しやすい。
ハウスメーカーに頼むデメリット
- ハウスメーカーが提携している業者しか選べない可能性がある。
- ハウスメーカーと外構業者の間で仲介料が発生し、割高となる場合がある。
外構をハウスメーカーに頼むと高いからやめた方がいいという意見がありますが、「やめた方がいい」は違います。金額以外に受ける恩恵はたくさんあるからで、詳しくは【待った!】外構をハウスメーカーに頼まない理由が「高い」だけでは後悔をご覧ください。
探し方③:外構の一括見積もりを利用する
外構の一括見積もりサービスを利用すると、複数の業者を紹介してくれます。紹介のあった複数業者からヒアリング日時の調整確認の連絡が入るので対応していく流れです。
一括見積のメリット
- 複数の業者から見積もりを取るための時間と労力を節約でき、相見積もりが取りやすい。
一括見積のデメリット
- 一括見積もりサービスに登録していない業者の情報は得られない。
- 地域により1社のみ、または該当する業者がいない場合がある。
一括見積もりサービスはたくさんありますが、質の良いサービスが提供できるおすすめのサイトは、外構の一括見積もりできる4サイトを比較【業者選びの注意点も解説】をご覧ください。
探し方④:友人・知人から外構業者を紹介してもらう
友人・知人からの紹介は以下の2通りがあります。
- 友人や知人が自宅の外構工事をした経験があり、その業者を紹介してもらう。
- 友人や知人が業界関係者なので、知っている外構業者を紹介してもらう。
実際にその業者の施工を見たり、施工後の対応など友人・知人の経験談を聞いたりすることで、他では得られない具体的な情報を得ることができます。
友人・知人から紹介のメリット
- 信頼性が高く、実際の施工例を見ることができる。
- アフターサービスの情報を得られる。
友人・知人から紹介のデメリット
- 紹介してもらえる業者の数が限られてしまう可能性がある。
- 外構業者が身内の場合は、色んな意見が言いづらい場合がある。
Step2:リストアップした外構業者を事前に調査する方法
外構業者をリストアップした後は、事前調査が大切です。信頼できるかどうかの判断に役立つでしょう。
以下に、誰でもできる事前調査の方法をいくつか紹介します。
それぞれメリットとデメリットも合わせて解説していきます。
デザインコンテストの受賞歴を見る
外構業者のデザイン力を知る方法は、デザインコンテストの受賞歴を見ることです。
外構業者は自社のホームページ内で受賞歴をアピールをしていることが多いですよ。
載せてない場合もありますが、以下のようなコンテスト主催のメーカーサイトから調べることもできます。
デザインコンテストを参考にするメリット
- 業者のデザイン力と技術力を知ることができる。
デザインコンテストを参考にするデメリット
- 受賞歴がある業者は、料金が高い傾向がある。
SNSを使って評判を調査
SNSを使って外構業者の評判や活動内容を調査することも可能です。特にInstagramは外構との相性が良く、工事途中の画像や動画などホームページに載っていない情報を見つけやすいです。その他TwitterやThreadsで検索することも有効です。
- Instagram:現場状況をこまめにアップしている業者が多い
- Twitter:仕事に対する考え方やイベント情報などのつぶやき
- Threads:画像やコメントを使った情報発信
SNS調査のメリット
- リアルタイムでの情報やフィードバックを得られる。
SNS調査のデメリット
- SNSを使っていない、または更新が止まっている業者も多い。
Googleマップで口コミ調査
Googleマップを開き、「〇〇(外構業者名)」で検索するとヒットします。
「クチコミ」にはユーザーからの投稿とともに星の数で評価が載っているので、業者のサービスの質や対応の良さを確認できます。
Google口コミのメリット
- 具体的な顧客のフィードバックと評価を得られる。
Google口コミのデメリット
- ユーザーからのクチコミ数が少ないことが多く、情報がかたよる場合がある。
事前調査した後は2~3業者に絞り、相見積もりへと進む
気になる外構業者を2〜3業者に絞り、実際に業者へ問い合わせをして相見積もりへと進んでください。
相見積もりを取る業者の数は多ければいいというものでもなく、打合せ時間の確保や、迷いが生じやすいことを考えると、2〜3業者が適切だと考えます。
Step3:こんな外構業者がおすすめ!打ち合わせでの見極めポイント5つ
相見積もりを取る段階だと、各業者の担当者と直接会って話しをすることになります。直接会うと、各業者の対応が違うと感じることになるでしょう。
そこで、信頼できる業者なのか、以下の見極めポイント5つを解説していきます。
相見積もりにはコツがあるので、詳しくは外構の相見積もりを取るときのコツで解説しているので参考にしてください。
見極めポイント①:知識が豊富で提案力がある
知識が豊富で提案力があるとは、例えば以下のような事です。
- 業者に質問すると単に答えてくれるだけでなくプラスαで回答してくれる。
- 難しい要望であっても、「できない」ではなく代替案をすぐに提案してくれる。
- プロだからこそのデザイン力がある。
- 要望に対して予算がかけ離れた場合でも、調整できる知識と提案力がある。
など
以上のように、あなたの要望に合った提案をしてくれる場合、その業者は信頼できると言えるでしょう。
見極めポイント②:見積もり内容が明確
外構見積もりの費用の内訳は、主に材料費、施工費、設計費、諸経費などに分かれます。
各項目の単位は「m」「㎡」「ヶ所」などたくさんありますが、「1式」で表示されている項目が多い場合は注意してください。
詳しくは、外構見積もりの取り方(目次:外構見積もりに含まれる費用と注意点)で解説しているのでどうぞ。
見極めポイント③:保証を付けている
保証を付けている外構業者は、自社の技術力に自信がある証拠です。例えば、工事後のアフターサポートや保証期間が明記されている業者は、信頼できると言えます。
保証内容は、一部の工種だけではなく、全ての工種に対して保証が付いているか確認してください。
保証内容の例
保証内容の例が以下です。
対象部位 | 現象 | 保証期間 | 免責 |
コンクリート | 著しい沈下、亀裂、欠損 | 2年 | 軽微なひび割れ |
土工事 | 著しい沈下、隆起、排水不良 | 2年 | 生活に支障のない程度 |
アルミ工事 | 著しい反り、変形、損傷 | 2年 | 経年変化、使用の不注意 |
石、レンガ、タイル | 著しいひび割れ、剥離 | 1年 | 収縮亀裂、白華 |
植栽 | 枯れ | 1年 | 移植、管理不足 |
見極めポイント④:契約内容が明確
契約書の用意とともに、契約内容を明確にしてもらえるか確認してください。
着工するまでに明確にしておきたい内容は、最低限でも以下の項目です。
見極めポイント⑤:担当者の対応
担当者の対応も外構業者を選ぶときの大切なポイントです。
どんな意見や要望であっても、しっかりと親身になって聞いてくれる業者を選びましょう。
まれに、「期限を守らない」「いつまで待っても見積もりが出てこない」などといった業者がいるようなので注意してください。
外構業者とトラブルにならないための確認事項
外構業者とのトラブルを避けるためには、特に以下3つの事前確認が大切です。
それぞれ解説していきます。
追加や変更をしたい場合の対応と費用の確認
工事が始まった後でも、追加や変更をしたいと思うことはよくあります。そのときに業者が対応できることやできないこと、追加費用について事前に確認しておきましょう。
以下に例を挙げます。
- 追加の植栽を希望した場合の費用
- 素材を変更したい場合に発生する費用、または変更自体が可能なのか
- 位置や大きさを変更したい場合に発生する費用、または変更自体が可能なのか
など
近隣に関する対応
外構工事は、近隣の方々にも影響を及ぼすことがあります。着工前の挨拶や駐車場所の確保など、近隣に関する対応についても事前に確認しておきましょう。
例えば、「業者が近隣の方々への挨拶を代行してくれるのか?」や「工事中の駐車場所はどこに確保するのか?」などを確認します。
- 工事中の駐車場所に関して詳しくは【盲点】外構工事中は自家用車を駐車できない場合が多い!をご覧ください。
- 敷地境界に関するトラブルも多く、詳しい対処方法は外構業者から見た敷地の境界で気にすべきこと5つ【トラブル防止へ】をご覧ください。
工事の進め方と工期を確認
工事の進め方や工期は、外構業者が工程表を作ってくれるので把握できます。もし提出されなければ催促してください。
外構工事の特徴として、天候に左右されやすいので、工程表通りに進まないことがよくあります。数日のズレであれば誤差の範囲としましょう。
ただし、契約工期より遅れた場合はどのように対応するのかがポイントで、たいていは契約書に表記してあるので合わせて確認してください。
外構の業者探しでよくある質問と回答
外構業者のランキングサイトは信用できるの?
外構業者をリストアップをするときの参考にはokです。ただし信頼できるかどうかは別なので直接打ち合わせして判断していきましょう。
外構業者を選ぶ際、どのようなポイントを見るべきですか?
外構業者を選ぶ際には、以下の5つのポイントを見ることをおすすめします。
- 知識が豊富で提案力があるか
- 見積もり内容が明確か
- 保証を付けているか
- 契約内容が明確か
- 担当者の対応は適切か
これらのポイントを確認することで、自分のニーズに合った外構業者を見つけることができます。
外構業者とのトラブルを避けるためには、どのような事を確認すべきですか?
以下の事を確認してください。
- 追加や変更をしたい場合の対応と費用
- 近隣に関する対応(着工前挨拶、駐車場所の確保など)
- 工事の進め方と工期(工程表、遅れた場合の対応など)
これらの事項を確認することで、工事がスムーズに進行し、トラブルを避けることができます。
外構業者のホームページを見ても、信頼できるかよくわかりません
以下のような調査もできるので参考にしてください。
- デザインコンテストの受賞歴を見る
- SNSを使って評判を調査する
- Googleマップで口コミを調査する
まとめ:なんだかんだ担当者との相性が大きい
この記事では、外構業者の探し方から信頼できる外構業者の選び方まで、以下3つのStepで解説してきました。
以上のStepで優良業者を見つけることができます。最終的には窓口となる担当者との相性が決め手となることも多いので、色んな事を質問しつつ担当者の対応を見ていきましょう。