新築を計画している人:
- 外構もやらないといけない?
- 泥だらけなのは想像できるけど他に不都合ある?
- 外構やってない家があるけどなぜ?
この記事では、外構をやらないと何が不便なのかを解説していき、記事後半では予算を抑えるアイデアやDIYのポイントにも触れています。
外構をどこまでやるかヒントにしてください。
こんにちはテツです。
執筆者
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
外構をやってない家があるのはなぜか:よくある意見
外構は家のように生活するために必須とまではいきません。そのため外構をやってない家は意外にも多いです。
外構をやってない家の主な理由を以下に4つご紹介します。
理由①:外構をやっていないのは予算の都合だから
家と外構の予算を比べた場合、家を優先せざるを得ません。
外構が重要だとは分かっていても後回しにしていた結果、手を付けることが出来ずにいるパターンです。
外構のことを深く考えずに、もしくはきちんとしたアドバイスに恵まれずに進めた結果、予算配分が不十分だった場合が多いです。
X(旧ツイッター)ではこんな意見もありました。
外構予算に関する基礎知識
新築の場合は、建物の着工までに外構の内容も把握することが大切です。
外構に関しては外構の専門業者にアドバイスをもらってください。建築会社は建物のプロであって外構のプロではありません。
外構予算を知る方法は、新築の外構費用を知るための3ステップをどうぞ。
他の人が外構にいくらかけたかを参考にするのは、間違った予算組みにつながるので注意してください。詳しくは、費用だけ聞いても参考にならない理由3つをどうぞ。
理由②:外構を検討中でいるから
新築と同時に外構を仕上げるよりも、実際に半年から1年ほど生活してみて本当に必要だと感じるものを取り入れていくという方法です。
X(旧ツイッター)でもこんな意見がありました。
生活中に外構工事をするデメリット
生活中の外構工事には以下のようなデメリットもあるので注意してください。
- 玄関から出入りする通路が限られる
- 自家用車を駐車できない場合が多い
- 工程に制限ができるため割高になることも
- 工事の期間中はプライベート感が薄れる
- 草刈り・草むしりが大変
以上のデメリットが許容範囲内であれば、生活してみてからの外構工事は有効な手段と言えます。
詳しくは以下の記事でメリットも合わせて解説しています。
理由③:外構やってなくても不都合ではないから
そもそも不都合ではないという場合です。
多少の不都合があったとしても、生活する上での優先順位が外構は全然下の方という方もいらっしゃいます。
荒れ放題だと見た目の清潔感がないだけでなく、害虫発生や泥で道路を汚すなど近隣に迷惑がかかってしまいますが、そうでなければ何も問題はないです。
理由④:DIYで自分のペースで仕上げていくから
時間はかかるけど、自分のペースで外構を仕上げていきたい場合です。
DIYはコストダウンできる期待があり、自分の好みに合わせて手作りの楽しみを感じる方が増えています。
外構をやらないと何が不便なのか
不便なことは次の5つです。
- 玄関が泥まみれになる
- 車と一緒に道路へ泥をひっぱてしまう
- 草むしりが大変
- 周りから室内がまる見え
- 泥はねで家が汚れる
それぞれ解説していきます。
不便①:玄関が泥まみれになる
土がむき出しのままであれば靴に泥が付き、玄関を汚してしまいます。
雨が降った日は特に顕著にあらわれ、清潔感も無くなるので、砂利を敷くなどDIYでもいいのでおススメします。
不便②:車と一緒に道路へ泥をひっぱてしまう
車のタイヤに付いた泥で道路を汚してしまい、近所からもいいようには見られません。
コンクリートをすればベストですが、里山風やペンション風のようなテイストが好きであれば砂利を敷くだけでもOKです。
不便③:草むしりが大変
土だけの状態であれば当然のように雑草は生えてきます。
特に梅雨からお盆にかけての時期は1~2週間あれば雑草は伸びてしまい、時間がないご家庭にとっては悩みの種となるはずです。
不便④:周りから家の中がまる見え
目隠しになるものや視線をそらすものがなければ家の中がまる見えになってしまいます。
例えば次のような状況が考えられます。
- 玄関ドアを開けたときに中がまる見え
- リビングのカーテンを閉めっぱなしにしている
- 窓を開けて換気や掃除をするにしても抵抗がある
避けたいですよね。
不便⑤:泥はねで家が汚れる
雨が降った時に泥はねで外壁をはじめ、家が汚れます。
泥は意外に高くまではねてしまい、腰の高さくらいまで外壁を汚します。
景観を損なうだけでなく外壁の劣化を早める場合もあるので、防草シートや砂利を敷いて対策したいですね。
外構をやってないことは「いけない」ことではない
「外構をやってない家での暮らしは不便?」という投げかけに対して、ほとんどの方は「不便」と答えるでしょう。
そういった中で、外構やってない家があるのは、よくある意見以外にも次のような考えがあるかもしれません。
- 「自然が大好き」
- 「土の部分を残しておきたい」
など
外構をやってないことは「いけない」ことではありませんね。
デザインを求めなければ最低限のことだけでもOK
費用の問題で外構をするか迷っている場合は、最低限のことだけでもOKです。
費用を抑えるための関連記事を以下にご用意しました。
外構をDIYでするときのポイント
外構を自分で手掛けるDIYは、最近のトレンドとなっています。外構をやってない家でも、自分のペースで少しずつ進めていくことができるのが魅力です。
外構をDIYでするときのポイントを以下にご紹介していきます。
DIYで外構をするメリットとデメリット
DIYで外構をすることは、費用を抑えつつ、自分の好みに合わせて外構を作ることができます。一方で外構のDIYは、技術や時間、準備が必要であり、失敗するリスクもあります。
例えば、目隠しフェンスを立てても強風で倒れないだけの強度が必要ですし、砂利を敷き詰める量がダンプを必要とするくらいの量になると、途中で挫折しそうになります。
失敗するリスクを減らすためにも、家族全員で計画を立てたり、腕におぼえのある知人と一緒に楽しみながら進めることも検討してみてください。
DIYのメリット
- コストダウンの期待
- 自分のペースと好みで仕上げる楽しみ
DIYのデメリット
- 施工方法の妥当性が不明
- 時間と労力がかかる
- 必要な道具と素材の準備
必要な道具と素材の選び方
DIYに合わせた道具と素材を慎重に選びましょう。
外構のDIYでは、とにかくスコップやハンマーが必需品です。その他の必要な道具は以下の記事にまとめてあるのでご覧ください。
素材には、石や木材、レンガなどがあります。デザインやコストの他に選ぶポイントは、以下のように耐荷重や経年変化にも気を付けたいです。
- 歩行用で十分
- 車が乗り上げても大丈夫
- 耐久性ある木材選び
など
ちょっと難しいかもしれませんが、ホームセンターであれば店員さんに聞きながら選んでみましょう。
外構業者の探し方・選び方の注意点
外構業者の選び方で外構工事の成功に大きく左右されるので、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
それぞれの外構業者には得意・不得意があり、対応も含めて見極める必要があります。僕は業界歴20年以上の経験の中で、業者選びで後悔したという方をたくさん見てきました。
優良業者か見極めるポイントは少なくとも以下です。
- 知識が豊富で提案力がある
- 見積もり内容が明確
- 保証を付けている
- 契約内容が明確
- 担当者の対応
外構業者の「探し方・選び方・見極め方」に関して、詳しくは以下の記事で解説しているのでご覧ください。
外構工事の見積もりの取り方
予算を把握するために、業者から見積もりを取る必要があります。
複数業者から相見積もりを取ることは、理想の外構に近づけるために有効ですが、以下のように相見積もりを取るコツがあります。
- 見積もり依頼のタイミング
- 見積もり依頼の方法
- 相見積もりの目的をはっきりさせる
- 契約前に確認すべきことあり
など
明確な見積もりを取ることは、後々のトラブルを避けるためにも大切です。
外構工事の見積もりの取り方に関して、詳しくは以下の記事で解説しているのでご覧ください。
まとめ
メモ
- 玄関が泥まみれになる
- 車と一緒に道路へ泥をひっぱてしまう
- 草むしりが大変
- 周りから家の中がまる見え
- 泥はねで家が汚れる
- 理由①:外構をやっていないのは予算の都合だから
- 理由②:外構を検討中でいるから
- 理由③:外構やってなくても不都合ではないから
- 個人の価値観によるものです。
「DIYでするのに限界がきた」「業者に頼もうかな」「どんな風にしたらいいんだろう?」と思ったら思い切って業者に相談してみましょう。
相談であればほとんどの業者は無料でアドバイスしてくれます。
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