広告 外構

駐車場をコンクリート以外で安くする方法|素材別の費用比較

2022年1月10日

駐車場をコンクリート以外で安くする方法|素材別の費用比較

新築外構の見積書を開いたら、駐車場の土間コンクリートだけで30万円、40万円という金額が並んでいた。

「砂利やアスファルトにすれば、半額くらいになるのでは」と考えた方も多いはずです。

この記事では、外構の仕事に20年以上たずさわってきた立場から、コンクリート以外の駐車場素材7種の費用と耐久性を比べます。

あわせて、タイヤの下だけコンクリートにする方法の実際の削減幅や、現場でよくある「安くしたつもり」の失敗パターンも取り上げています。

結論を先にまとめると、次のとおりです。

  • 初期費用がはっきり下がるのは砂利・砕石くらいで、アスファルトや平板、透水性コンクリートは土間コンと大差がない場合が多い
  • 掘削・残土処分・砕石の下地づくりは素材を変えてもかかるため、下がるのは表面の仕上げ部分の差額が中心
  • 毎日車を出し入れする駐車場なら、補修ややり替えまで含めた長い目で見ると、土間コンクリートがコスパのよい選択肢になりやすい
  • 素材を変えるより、面積の見直し・来客用だけ砂利にする・発注先の見直しのほうが効くケースが多い

駐車場は外構工事の一部なので、門まわりやフェンス、植栽との予算バランスの中で決めることになります。

外構全体の優先順位から整理したい方は、駐車場を含めた外構全体の予算配分を先に決める考え方もあわせてご覧ください。

こんにちはテツです。

テツ
執筆者
  • 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
  • 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
  • 現在:外構専門店運営・現役フリーランス

≫プロフィール

駐車場の土間コンクリート費用の目安【2026年版】

コンクリート

コンクリート以外の素材と比べる前に、基準になる土間コンクリートの費用を押さえておきましょう。

ここで示す金額は、2025〜2026年時点の一般的な目安です。

地域・面積・時期・現場条件によって上下するため、実際の金額は見積もりで確認してください。

1台・2台・3台分の総額の目安

土間コンクリートの平米単価は、標準的な仕様(厚み100mm・ワイヤーメッシュあり・金ゴテ仕上げ)でおおむね8,000〜15,000円/㎡が目安です。

駐車場のように車の重さがかかる場所や、面積が小さい現場は上限寄りになりやすくなります。

台数ごとの総額の目安を表にまとめました。

台数面積の目安総額の目安
1台約12〜15㎡約15万〜30万円(20万円前後が多い)
2台約25〜30㎡約25万〜45万円
3台約45㎡前後約45万〜90万円

既存のコンクリートやアスファルトの撤去、地盤の改良が加わると、2台分でも50万円を超えることがあります。

見積もりが「高い」と感じたら、まずこうした上振れ要因が入っていないかを見てみてください。

費用の内訳と素材を変えても残る下地費用

駐車場の舗装費用は、大きく「下地」「表層」「諸経費」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。

下地とは、地面を掘り下げて土を処分し、砕石(細かく砕いた石)を敷いて締め固めるまでの工程のことです。

1台分(約15㎡)の土間コンクリートを例に、区分ごとの目安を表にしました。

費用の区分主な中身1台分15㎡の目安素材を変えたとき
下地(共通コスト)仮設・掘削・残土処分・重機回送・砕石敷き・転圧約7万〜10万円多くの素材でほぼ同じだけかかる
表層(素材で変わる部分)型枠・ワイヤーメッシュ・生コン打設・仕上げ約10万〜14万円ここが素材ごとの差になる
諸経費現場管理費・運搬・清掃など約1.5万〜2.5万円工事金額に応じて増減する

※筆者の現場経験をもとにした試算で、地域・面積・時期によって変わる目安です。

表のとおり、1台分の総額のうち4〜5割前後は下地と諸経費が占めています。

アスファルトや平板、透水性コンクリートに変えても、車の重さを受け止める下地は同じようにつくる必要があります。

そのため、素材を変えて下がるのは表層の差額が中心になり、「総額が半分になる」ほどの差は出にくいのが実情です。

砂利だけは表層も下地も軽く済ませやすく、初期費用がはっきり下がります(詳しくは次の章で説明します)。

見積書のどの行が下地で、どの行が表層なのかを見分けたい方は、土間コンクリートの平米単価と見積書の内訳を1行ずつ解説した記事が参考になるでしょう。

コンクリート以外の駐車場素材7種の費用と耐久性

ここからは、土間コンクリートの代わりに検討されることが多い素材を7つ取り上げます。

㎡単価はいずれも下地を含めた施工費の目安で、地域・面積・時期によって変わります。

砂利

砂利

砂利敷きは、コンクリート以外の選択肢の中でも初期費用を抑えやすい素材です。

防草シートを敷いたうえで砂利を5cm前後の厚みで敷く方法が一般的で、費用は3,000〜5,000円/㎡程度が目安になります。

1台分の15㎡なら、約5万〜8万円に収まることが多いでしょう。

ただし、駐車場として毎日使うと、次のようなデメリットが出てきます。

  • タイヤの通り道の砂利が掘れて、下の土や防草シートが見えてくる
  • 砂利が道路側へ飛び出し、定期的な補充や掃除が必要になる
  • 防草シートが傷むと、すき間から雑草が生える
  • ベビーカーやキャリーケース、ヒールの靴では歩きにくい
  • 雪国では除雪のときに砂利ごと雪をかいてしまう

補充の目安は、使い方にもよりますが5年前後に1回、1万〜2万円程度です。

砂利の下の雑草をどう抑えるか比べておきたい方は、砂利や防草シートで雑草を抑えるときの注意点をまとめた記事も参考にしてください。

砕石(クラッシャーラン)

砕石

クラッシャーランは、岩を砕いた大小の石が混ざった砕石で、土間コンクリートの下地にも使われる材料です。

粒の大きさがそろっていないぶん、締め固めると砂利より動きにくくなります。

費用は材料と敷き均し・転圧で1,500〜3,000円/㎡程度が目安です。

ただし、今の地面より高さを上げられない場合は掘り下げて残土を処分するため、別途5万円前後かかることもあります。

見た目は工事現場のような灰色の地面になり、雨が続くと表面が泥っぽくなりがちです。

「数年後に土間コンを打つまでのつなぎ」として選ばれることが多い素材といえます。

アスファルト

アスファルト駐車場

アスファルト舗装は、広い駐車場なら4,000〜8,000円/㎡程度が目安で、土間コンクリートより安く見えます。

ところが、住宅の駐車場1〜2台分のような小さな面積だと話が変わってきます。

外構業者はアスファルトを自社で施工しないことが多く、舗装専門の業者に依頼するのが一般的です。

その場合、次のような固定費が小さな面積にも同じようにかかります。

  • ローラーやフィニッシャー(アスファルトを敷き均す機械)の回送費
  • アスファルト合材(舗装に使う材料)の最低出荷量
  • 舗装業者の最低施工単位(半日・1日単位の人件費)

結果として、1〜2台分では㎡単価が土間コンクリートに近づき、見積もりを比べると大差がないことも珍しくありません。

夏場は表面が熱を持ちやすく、据え切り(止まったままハンドルを回すこと)の跡が残りやすい点も知っておきたいところです。

耐用年数は使い方次第ですが、10〜20年程度で表面のひび割れや轍(わだち)が目立ち、打ち替えを検討する時期が来ます。

コンクリート平板

コンクリート平板

コンクリート平板は、工場でつくられた四角いコンクリート板を並べて敷く方法です。

石畳のような見た目になり、目地に砂利や芝を入れるとやわらかい印象に仕上がります。

費用は12,000〜16,000円/㎡程度が目安で、土間コンクリートと同じか、やや高くなることが少なくありません。

車が乗る場所では、厚みのある駐車場用の平板を選び、下地の砕石と砂をしっかり締め固める必要があります。

下地が甘いと、タイヤがよく乗る部分や据え切りする部分から沈んだりズレたりしてきます。

安さより、デザインや目地の緑を楽しみたい方向けの素材と考えるのが現実的です。

透水性コンクリート(オワコンなど)

透水性コンクリートは、粗い骨材(砕石など)をセメントで固め、すき間から雨水を地面にしみ込ませるコンクリートです。

「オワコン」や、ドライテックを改良した「オコシコン」などの商品名で知られ、水たまりができにくく、水勾配(排水のための傾き)をほとんど取らなくてよい点が特長になります。

表層の施工費は5,000〜10,000円/㎡程度で案内されることが多く、単価だけを見ると土間コンクリートより安く見えます。

ただし、路盤(下地の砕石層)や掘削・残土処分が別途になっている見積もりも多く、下地込みでは8,000〜14,000円/㎡程度と、土間コンクリートと大差がなくなるケースが多いでしょう。

表面がザラザラしているため、次のような点も確認しておきましょう。

  • 砂や落ち葉ですき間が詰まると水が抜けにくくなり、高圧洗浄などの手入れが必要になる
  • 普通の土間コンより表面が粗く、見た目の好みが分かれる
  • 施工できる業者が限られ、地域によっては対応していない
  • 長期の使用実績は土間コンクリートほど多くない

ぬかるみや水たまりに悩んでいる方には有力な候補です。

とはいえ、下地や諸経費まで含めると大きな差は出にくいため、「安くする」目的だけで選ぶ素材とは言いにくいのが正直なところです。

見積もりを比べるときは、表層だけの単価か、下地込みの単価かをそろえて確認してください。

インターロッキング

インターロッキング

インターロッキングは、かみ合う形のコンクリートブロックを敷き詰める舗装で、公園の歩道や商業施設でよく見かけます。

色や模様の組み合わせでデザインの幅が広く、1個単位で交換できるのが長所です。

駐車場用の厚みのあるブロックと下地を含めた費用は10,000〜18,000円/㎡程度が目安で、コストを下げる目的には向きません。

見た目を優先してブロックやタイルで仕上げる場合、持ちの良し悪しは仕上げ材そのものより下地のつくり方で決まります。

車が乗っても沈みにくい下地の考え方は、タイルで駐車場を仕上げるときの下地づくりを解説した記事で詳しく紹介しています。

芝との組み合わせ

タイヤの下コンクリート

芝生だけで駐車場をつくると、タイヤが乗る部分が踏まれて枯れ、土がむき出しになってしまいます。

そのため、車が乗る部分は土間コンクリートや平板にして、すき間や周囲を芝にする組み合わせが現実的です。

天然芝の部分は数千円/㎡程度で済みますが、車が乗る部分の舗装費はかかるため、全体の費用はあまり下がりません。

人工芝は車の重さや夏の熱で傷みやすく、駐車場に使うなら耐久性の高い製品を選ぶ必要があります。

車を出している時間に子どもの遊び場やバーベキューの場所としても使いたいなら、車を置かない時間は庭として使う駐車場のつくり方が参考になるはずです。

素材別の費用・耐久性の比較一覧

ここまでの7素材に土間コンクリートを加えて、初期費用・耐用年数・手入れの視点で一覧にしました。

数字はいずれも地域・面積・時期で変わる目安で、耐久性を保証するものではありません。

初期費用と耐用年数の比較表

㎡単価は下地を含めた施工費、耐用年数は一般的な住宅の駐車場として使った場合の目安です。

素材㎡単価の目安(下地込み)耐用年数の目安手入れ・DIYのしやすさ
土間コンクリート8,000〜15,000円30年前後〜(大きなやり替えは少ない)手入れは洗浄程度。DIYは小面積以外むずかしい
砂利(防草シート込み)3,000〜5,000円補充は5年前後ごと補充・草取りが必要。DIYしやすい
砕石(クラッシャーラン)1,500〜3,000円+残土処分補充・轍の補修が数年ごとぬかるみ対策が必要。転圧機のレンタルでDIY可能
アスファルト4,000〜8,000円(小面積は割高)10〜20年で打ち替えの目安ひび割れ補修が必要。DIYは現実的でない
コンクリート平板12,000〜16,000円20〜30年(部分補修あり)ズレ・沈みの補修が必要。DIYは小面積向き
透水性コンクリート8,000〜14,000円(表層のみなら5,000〜10,000円の提示も多い)20年前後(長期実績は少なめ)目詰まり対策の洗浄が必要。DIYは現実的でない
インターロッキング10,000〜18,000円20年以上(部分交換あり)目地砂の補充・ズレ補修が必要。DIYは小面積向き

DIYで仕上がりを左右するのは、どの素材でも下地の掘削と転圧です。

表層を自分で敷けても、下地の締め固めが甘いと数年で沈みやわだちが出てしまいます。

30年トータルコストの試算(1台分15㎡)

初期費用が安くても、補充や補修、打ち替えの費用がかかれば、長い目で見た総額は変わってきます。

1台分(約15㎡)を30年使う前提で、筆者の現場感覚をもとに試算したのが次の表です。

素材初期費用の目安30年間の補修・やり替え30年間の合計の目安
土間コンクリート約20万円前後ひび割れ補修・洗浄で数万円約20万〜25万円
砂利約5万〜8万円補充5〜6回・防草シート張り替え1回で約10万〜15万円約15万〜23万円
砕石約4万〜8万円補充・轍の補修で約8万〜12万円約12万〜20万円
アスファルト約10万〜20万円打ち替え1〜2回で約15万〜35万円約25万〜55万円
コンクリート平板約18万〜25万円沈み・ズレの部分補修で数万円約20万〜30万円
透水性コンクリート約12万〜21万円目詰まりの洗浄で数万円約15万〜25万円
インターロッキング約15万〜27万円目地砂の補充・部分補修で数万円約18万〜32万円

※物価上昇は考慮せず、現在の単価で補修費を計算した試算です。使い方・地域・気候で大きく変わるため、比較のための目安としてご覧ください。

表を見ると、30年間の合計でも砂利や砕石は土間コンクリートより安く収まる計算になります。

ただし、この数字は「30年間ずっと砂利のままで不満がない」ことが前提です。

実際には、ぬかるみや雑草、砂利の飛び散りが気になって、途中で土間コンクリートに切り替える方が少なくありません。

その場合は砂利の撤去・処分費に土間コンクリートの費用が加わり、合計は30万円を超えることもあります。

アスファルトは打ち替えのたびに撤去費もかかるため、小さな面積では長期のコストが割高になりやすい素材です。

部分的にコンクリートを減らす方法の削減幅

タイヤの下コンクリート図

素材を丸ごと変える以外に、コンクリートを打つ範囲を減らして費用を抑える方法もあります。

代表的な2つの方法について、実際にどのくらい下がるのかを見ていきましょう。

タイヤが乗る部分だけ土間コンにする

タイヤが通る2本のラインだけをコンクリートにして、その間や周りを砂利や芝にする方法です。

コンクリートの面積は全面打ちの半分以下になるため、費用も半分近くになると期待されがちです。

ところが実際の見積もりでは、全面打ちと比べて2〜3割程度しか下がらないケースが多く見られます。

思ったほど下がらない理由は、主に4つあります。

  • 細長い帯状に打つため、型枠の長さが全面打ちの2倍近くに増える
  • 帯の端を真っすぐきれいに仕上げる手間がかかり、左官の作業時間は面積ほど減らない
  • 仮設・重機回送・諸経費などの固定費は、面積が減ってもほぼ変わらない
  • 間を砂利や芝にする費用が別にかかる

さらに、車を止める位置が少しずれるだけでタイヤが砂利側に落ち、砂利が散らばったり芝が傷んだりします。

乗り降りのときに足元が砂利や芝になるのも、雨の日には気になるポイントです。

費用よりデザインを優先したい方には良い選択肢ですが、「安くする方法」としては期待しすぎないほうがよいでしょう。

メイン1台は土間コン、来客用は砂利にする

2台分の駐車スペースのうち、毎日使う1台分だけを土間コンクリートにして、来客用や将来用の1台分は砂利にしておく方法です。

削減幅の目安は次のようになります。

パターン内訳の目安総額の目安
2台とも土間コンクリート土間コン約30㎡約30万〜39万円
メイン1台だけ土間コンクリート土間コン約15㎡+砂利約15㎡約22万〜30万円

※2台分は30㎡×10,000〜13,000円/㎡、1台分は小面積のため15㎡×12,000〜15,000円/㎡、砂利は15㎡×3,000〜5,000円/㎡で計算した目安です。地域・面積・時期で変わります。

差額はおおむね7万〜10万円前後で、素材を全面的に変えるより使い勝手を保ちながら費用を抑えられます。

毎日タイヤが乗る部分はコンクリートなので、ぬかるみや砂利の飛び散りに悩まされにくい点がメリットです。

来客用のスペースは使う回数が少なく、砂利でも傷みにくいでしょう。

将来2台目の車を持つタイミングで、土間コンクリートに切り替えることもできます。

注意したいのは、あとから土間コンにするときの二重投資です。

砂利を敷く段階で、将来の土間コンと同じ高さ・勾配を想定して下地をつくっておくと、切り替え時の撤去や掘り直しを減らせます。

現場でよくある「安くしたつもり」の失敗パターン

駐車場の費用を削ったつもりが、結果的に高くついたり使いにくくなったりするケースは少なくありません。

ここでは、外構の現場や相談の場でよくある代表的なパターンを4つ取り上げます。

砂利で節約して数年後に土間コンへやり替え

新築時の予算が足りず駐車場を砂利にしたご家庭から、数年後に「やっぱりコンクリートにしたい」と相談を受けることはよくあります。

理由としてよく挙がるのは、砂利が道路に飛び出す、雑草が生えてくる、子どもの自転車やベビーカーが押しにくいといった日々の小さな不満です。

やり替えでは砂利と防草シートの撤去・処分が加わるため、最初から土間コンにした場合より総額が高くなりがちです。

「数年以内に土間コンにするかもしれない」と思うなら、最初から土間コンにするか、砂利の段階で下地を土間コン仕様にしておくと無駄が減ります。

タイヤ下だけにして思ったほど下がらない

タイヤの下だけコンクリートにする計画で見積もりを取ったら、全面打ちとそれほど変わらなかったというのも、よく聞くケースです。

前の章で触れたように、型枠や左官の手間、固定費が残るためです。

見た目が気に入っているなら問題ありませんが、節約を目的に選ぶとがっかりしやすい方法といえます。

小面積のアスファルトが土間コンと大差ない

「アスファルトなら安い」と聞いて見積もりを取ったところ、1台分の金額が土間コンクリートとほとんど変わらなかったというケースです。

舗装業者の機械の回送費や最低施工単位が効いて、面積が小さいほど㎡単価が上がってしまいます。

アスファルトで安くなりやすいのは、月極駐車場のような広い面積を一度に舗装する場合と考えておきましょう。

平板の据え切り部分がズレる

コンクリート平板で仕上げた駐車場では、数年後に平板が沈んだりズレたりして、段差ができることがあります。

動きやすいのは、車庫入れのときにハンドルを切り返す位置や、据え切りをする位置です。

止まったままタイヤが回ると平板をねじる力がかかり、下地の締め固めが甘いと少しずつ動いてしまいます。

平板やブロックを選ぶなら、据え切りしやすい場所だけ土間コンにする、厚みのある駐車場用の製品を使うなどの対策を検討してください。

素材を変えずに駐車場費用を抑えるチェックリスト

ここまで見てきたように、素材を変えて下がる金額には限りがあります。

素材はそのままでも、計画や発注のしかたを見直すことで費用を抑えられる余地は意外と残っているものです。

契約前に、次の項目を確認してみてください。

チェック項目確認すること期待できる効果
駐車スペースの面積車のサイズ+ドアの開閉+通路で、本当に必要な広さか面積に比例する材料・手間が減る(固定費は残るため、下がり幅は面積の減少率よりやや小さめ)
来客用スペースの仕上げ使う回数の少ない1台分を砂利にできないか2台分なら7万〜10万円前後下がることがある
仕上げのグレード洗い出しやスタンプ仕上げを駐車場全面に使っていないか標準の金ゴテ仕上げにすると㎡あたり数千円下がることがある
残土処分の数量掘削面積×深さと、見積書の数量が合っているか過大な計上に気づける
他の工事とのまとめ発注フェンスや門まわりと同時に施工できないか仮設・重機回送・諸経費を共通化できる
発注ルートハウスメーカー経由の中間マージンが乗っていないか外構専門業者に直接頼むと単価が下がるケースがある
複数社の見積もり同じ条件で2〜3社を比べたか自分の現場での適正価格が見えてくる

反対に、費用を抑えたいときでも削らないほうがよい項目があります。

  • ワイヤーメッシュ(ひび割れを抑える格子状の鉄筋)
  • 伸縮目地(コンクリートの伸び縮みを逃がす区切り)
  • 下地の砕石の厚みと転圧

これらを削った見積もりは一見安く見えますが、数年後のひび割れや沈下で補修費がかかり、結果的に高くつきかねません。

自分の見積もりが相場の中にあるか確かめたい方は、駐車場の土間コンを同じ条件で複数の外構会社に見積もってもらう方法を参考にしてください。

依頼先を集めて比べるまでの段取りがつかめます。

フェンスや門まわりもまとめて相談したい場合は、一括見積もりのフォームに駐車場の台数・面積と希望の素材を書き添えておくと、各社の提案を同じ条件で見比べやすくなります。

\(無料)優良企業に相談する/

タウンライフリフォーム(外構特集)

目的別の駐車場素材の選び方

どの素材が向いているかは、駐車場の使い方と今後の予定によって変わります。

目的別に向いている素材を表にまとめました。

使い方・目的向いている素材選ぶときのポイント
毎日車を出し入れする土間コンクリート初期費用は高めでも、手入れが少なく長く使える
来客用・たまにしか使わない砂利、砕石使う回数が少なければ傷みにくく、初期費用を抑えられる
数年以内に土間コンにする予定砕石、または下地を整えた砂利将来の高さ・勾配に合わせて下地をつくっておく
水たまり・ぬかるみに困っている透水性コンクリート、勾配を見直した土間コンクリート費用より排水の改善を優先する
見た目・デザインを優先したい平板、インターロッキング、芝との組み合わせ安さより下地の品質にお金をかける
広い面積を一度に舗装するアスファルト面積が広いほど㎡単価が下がりやすい

迷ったときは、「この駐車場を毎日使うかどうか」から考えると絞り込みやすくなります。

素材と合わせて、カーポートの柱の位置や防犯、夜間の照明まで決めておくと、あとからの追加工事を防げます。

打ち合わせの前に、仕上げ材だけでなく防犯や使い勝手まで含めた駐車場の計画の立て方も確認しておくと、業者に伝える要望を整理しやすいでしょう。

駐車場の費用でよくある質問

駐車場を安くしたい方から、実際によく聞かれる質問をまとめました。

土間コンクリートをDIYで打てば安くなりますか。

材料費だけを見れば下がりますが、駐車場1台分以上をDIYで打つのはおすすめしません。

生コンは固まり始めるまでの時間が限られ、平らに仕上げるには左官の経験と人手が必要です。

失敗したときの撤去・やり直し費用まで考えると、打設は業者に任せるほうが安心です。

掘削や砕石敷きなど一部の作業だけ自分で行う分担なら、業者に相談できる場合もあります。

今の砂利駐車場のぬかるみを安く解消する方法はありますか。

タイヤが通る部分にクラッシャーランを足して締め固め直すと、比較的安くぬかるみを抑えやすくなります。

水が集まる場所に原因がある場合は、勾配の見直しや排水マスの追加が必要になることもあります。

根本的に解消したいなら、透水性コンクリートや土間コンクリートへの切り替えを検討するとよいでしょう。

砂利にしておいて、あとから土間コンクリートにできますか。

はい、切り替えは可能です。

ただし、砂利や防草シートの撤去・処分費が追加でかかります。

最初から将来の土間コンの高さに合わせて下地をつくっておくと、切り替え時の手間と費用を減らせます。

雪の多い地域でもコンクリート以外で問題ありませんか。

砂利は除雪のときに雪と一緒にかき出してしまいやすく、平板やインターロッキングは除雪用具が目地に引っかかることがあります。

寒冷地では、地面の凍結で舗装が持ち上がる「凍上(とうじょう)」への対策も必要です。

除雪のしやすさを重視するなら、表面が平らな土間コンクリートかアスファルトが扱いやすいでしょう。

まとめ|毎日使う駐車場は長い目で素材を選ぶ

駐車場をコンクリート以外で安くする方法について、費用と耐久性の両面から見てきました。

最後に、押さえておきたいポイントを振り返ります。

  • 初期費用がはっきり下がるのは砂利・砕石で、アスファルト・平板・透水性コンクリート・インターロッキングは土間コンと大差がないか、高くなりやすい
  • 下地と諸経費は素材を変えてもかかるため、下がるのは表層の差額が中心
  • タイヤ下だけ土間コンにしても、削減幅は2〜3割程度にとどまることが多い
  • 毎日使う駐車場なら、補修ややり替えまで含めると土間コンクリートがコスパのよい選択肢になりやすい
  • 素材を変えるより、面積の見直し・来客用だけ砂利・発注ルートの見直し・相見積もりのほうが効く場合が多い

土間コンクリートの見積もりが高いと感じたら、素材を替える前に、見積書の面積と中身を確認してみてください。

そのうえで、タウンライフの一括見積もりで駐車場工事の見積もりを複数の外構会社から取り寄せると、同じ条件で並べて自分の現場での適正価格をつかみやすくなります。

\(無料)優良企業に相談する/

タウンライフリフォーム(外構特集)

【PR】タウンライフリフォーム

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
テツ アバター

テツ

このブログは外構の情報発信をしています。外構専門店6年、土木職人2年、ハウスメーカー9年、その後独立しました。今までの経験を活かしてここでしか読めない外構の専門的な内容を発信することをコンセプトにしています。エクステリアコンテスト入賞ちらほら。/1級エクステリアプランナー/2級土木施工管理技士/2級造園施工管理技士/ブロック塀診断士/

-外構