家具や建物など、北欧デザインは日本人にとって相性がよく根強い人気がありますね。外構も同様に北欧デザインを好む方は増えてきています。
この記事では、「北欧風の外構の特徴」と「自分の家の外構を北欧風にするポイント」を紹介していくのでチェックしてみて下さい。
こんにちはテツです。
この記事の信頼性
- 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
- 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
- 現在:外構専門店運営・現役フリーランス
外構のデザイン全般に関する記事は、以下を参考にどうぞ。
外構をおしゃれな北欧スタイルにするために現地を視察?
雰囲気をつかむためには現地を視察することが一番。視察といってもストリートビューです。
ストックホルム(スウェーデン首都)はこちら
イエーテボリ(スウェーデンで人工第2の都市)はこちら
外構業者の僕からみた、北欧の外構の傾向を以下の4つのエリアでまとめてみました。
- 外構のスタイル
- 道路側にある塀のスタイル
- 駐車場やアプローチの仕上げ
- 庭のスタイル
それぞれ解説していきます。
傾向①:外構のスタイル
一般的に外構のスタイルにはクローズド外構、セミクローズド外構、オープン外構があります。
ストリートビューを見た結果、オープン外構が圧倒的に多いことが分かりました。
背の高いもので目隠しをしているところは少ないです。
傾向②:道路側にある塀のスタイル
塀の傾向は以下の通りです。
腰くらいまでの低い生垣
低い生垣が最も多く、定期的にキレイに刈り込まれていることが分かります。
日本でも取り入れるならプリペット、キンモクセイ、トキワマンサク、ボックスウッドあたりが合いそうですよ。
ウッドフェンスも多い
白い縦格子のウッドフェンスが多いです。手入れに不安な方は、各メーカーから同等の形でアルミ製のフェンスが出ています。
門柱が特徴的
道路沿いの入り口にはレンガやブロックなどを柱状に積んだ、高さ1m程度の門柱が多くあります。
門柱は1つだけであったり、左右で1セットであったりと様々です。
傾向③:駐車場やアプローチの仕上げ
駐車場とアプローチの傾向は以下の通りです。
砂利の仕上げ
日本では土間コンクリートが一般的に多くされていますが、ストリートビューを見る限り現地では砂利が多いです。
ペイビング
レンガやインターロッキング、平板を敷き詰めているところが多くあります。
ポストが特徴的
ポストは独立型で門柱の隣にセットで配置してあるところを多く見かけました。
日本では「ボビ」というポストが合わせやすいですよ。詳しくは新築に合わせたポスト選び【盲点:カギの種類にも目を向けよう】で取り上げています。
傾向④:庭のスタイル
庭の傾向は以下の通りです。
芝生がメイン
庭は基本的に芝生のようです。一角に花壇をつくって好みの植物を楽しむという感じですね。
ウッドデッキやバルコニーが多い
ウッドデッキやバルコニーには、テーブルとイスも置いてある家が多いですね。
目隠しになるものは、高さのあるものではなく、落下しない程度の低いフェンスが多い印象です。
記事の前半では、北欧スタイルの傾向を解説してきました。
自宅の外構をおしゃれな北欧風にするための費用
記事の後半からは、北欧風にするための費用をそれぞれ紹介していきます。
低い生垣
1mあたり4,000円程度
(30cm間隔とした場合)
※植物のみとして、土の入れ替えや植え込み手間は別途
例えば、プリペット、キンモクセイ、トキワマンサク、ボックスウッドが合いますが、その他のおすすめ生垣は以下の記事を参考にどうぞ。
北欧風に合うフェンス
1mあたり15,000円~
(施工費含む)
天然木・白色・木調アルミのフェンスが北欧風の外構によく合います。
フェンス選びに関する詳細は以下の記事を参考にどうぞ。
北欧風に合う門柱
1か所あたり50,000円~
(施工費含む)
レンガやブロックを積んだシンプルな門柱が多いです。生垣やフェンスと組み合わせると、おしゃれにまとまりますよ。
砂利
1平米あたり3,000円程度
(材料のみ)
砂利の種類によって価格は変わるので、都度確認しましょう。
雑草対策を強化する場合は、防草シートの併用をおすすめします。
ペイビング
1平米あたり12,000円~
(施工含む)
※路盤等の下地は別途
ペイビングは歩行用か駐車用かで費用が大きく違います。
下地の施工方法が影響するため、業者に見てもらってください。
駐車場の施工に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
芝生
- 【人工芝】:1平米あたり13,000円~
- 【天然芝】:1平米あたり6,000円~
(施工費含む)
手入れが面倒な方にとっては、人工芝という選択もアリですね。
人工芝と天然芝の違いをよく検討して取り入れてください。
ウッドデッキ
1平米あたり30,000円~
ウッドデッキは、外構のアイテムとして非常に人気のある商品です。
ただし、設置方法を慎重に検討しなければ後悔してしまうことになります。
例えば以下に例をあげます。
- 自分に合った広さ
- 目隠しの必要性
- ウッドデッキ下の処理
詳しくは理想のウッドデッキを作るための完全ガイドをご覧ください。
自分の家の外構をおしゃれな北欧風にする
現地の傾向が分かったら、自分の家の外構に取り入れていきましょう。
外構業者に依頼するポイント
現地の傾向が分かったところで、そのまま自分の家の外構にも当てはめて大丈夫という事にはなりません。
業者にしっかりヒアリングしてもらい、北欧スタイルを取り入れつつ、それぞれの家庭環境に合ったプランニングをしてもらう必要があります。
図面に形として反映できるかどうか業者を見極めていきましょう。
外構工事の進め方はこちらの記事を参考にどうぞ。
外構の一括見積もりサイトに頼むという方法
年々一括見積もりサイトが増えていますが、タウンライフリフォーム(外構特集)が信頼できてオススメです。登録されている業者は厳格な国家基準をクリアした信頼ある優良企業のみが掲載されています。
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DIYで仕上げるポイント
DIYの挑戦は、まず第一に無理しないということです。
挫折したり限界を感じて、結局また業者に依頼するという方をたくさんみてきました。共働きの家庭も多く、「なかなか時間が取れない」「想像以上に重労働」という意見が多いです。
DIYに挑戦しやすいものは「砂利敷き」と「ペイビングの敷き詰め」です。スコップがあれば何とかできるので少しづつ挑戦してみましょう。
ウッドフェンスの組立てやセメントを使うDIYには工具が必要になってきます。慣れて来た場合は必要な工具を準備しても良いですね。
まとめ
この記事では、北欧の外構を4つの傾向に分けてご紹介しました。
- ①:外構のスタイル
- ②:道路側にある塀のスタイル
- ③:駐車場やアプローチの仕上げ
- ④:庭のスタイル
特別なものがあるわけではなく、北欧風の外構は日本の外構にも取り入れやすい印象です。
これから外構をしようという方は北欧風の外構を候補としていかがでしょうか。