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物置を工事付きで安く設置する方法|費用相場と見積書の見方

2021年5月30日

費用相場と見積書の見方

新築の庭にスチール物置を置こうと調べ始めると、「本体は安く見えるのに、工事費まで足すと思ったより高い」「基礎工事やアンカーって別料金なの」と、手が止まってしまう方が多いはずです。

物置は本体価格だけで判断すると、あとから基礎工事・転倒防止アンカー・整地費が積み上がり、当初の想定より2〜3割ほど高い総額になることがあります。

この記事では、外構の実務に携わってきた立場から、工事付きで物置を頼むときの総額の内訳とサイズ別の費用相場、エクスショップなど工事まで請け負う外構のネット通販と地元の外構店・ホームセンターの使い分け、見積書で確認したい項目、相見積もりの取り方までを整理しました。

なお、本文の金額はいずれも2026年9月時点で調べた目安です。

商品・地域・時期によって変わるため、最終的な費用は各サービスの公式サイトや現地調査でご確認ください。

物置の設置は外構工事の一部でもあります。

これから新築の外構を進める方は、新築外構全体の進め方と優先順位をまとめた記事もあわせて読むと、物置にかける予算の位置づけがはっきりします。

こんにちはテツです。

テツ
執筆者
  • 経歴:外構専門店6年・土木職人2年・ハウスメーカー9年
  • 資格:1級エクステリアプランナー・2級土木施工管理技士、など
  • 現在:外構専門店運営・現役フリーランス

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物置を工事付きで頼むときの総額の内訳

工事付きの物置は「工事費込み」と表示されていても、その中身は複数の工事の足し算です。

まず、総額がどの要素で決まるのかを分解しておきます。

総額は「本体・組立設置・基礎・アンカー」の4要素

工事付きで物置を設置するときの費用は、大きく次の4つに分かれます。

  • 本体価格:メーカー・型番・サイズ・扉タイプ・棚の枚数・一般型/積雪型で決まる商品そのものの価格。
  • 組立・設置費:搬入した部材を現地で組み立て、水平を見て据え付ける作業の費用。
  • 基礎工事費:本体をのせる土台をつくる費用。ブロック基礎・独立基礎・土間コンクリート基礎で金額が変わる。
  • 転倒防止アンカー工事費:本体を地面や基礎に固定し、風や地震で動かないようにする費用。地面の種類と箇所数で変わる。

このほかに、整地・残土処分・遠方への出張費・既存物置の解体などが加わることがあります。

広告に出ている価格が「どこまで含んだ金額か」を最初に確認しておくと、あとで総額が跳ね上がる事態を防げます。

サイズ別の総額の目安

収納したいものが決まると、選ぶべき間口(横幅)の目安が見えてきます。

サイズごとの収納量と、本体+標準的な工事を含めた総額の目安をまとめました。

サイズ(間口の目安)収納量の目安工事込み総額の目安
小型(〜1.5m前後)自転車1台、タイヤ4本、園芸用品ひとまとめ8〜18万円前後
中型(1.8〜2.2m前後)自転車2台、アウトドア用品、工具、季節物15〜30万円前後
大型(2.6m以上)自転車複数台、大型レジャー用品、家族分の季節物30〜45万円台

積雪地向けの積雪型や、土間コンクリート基礎を選ぶ場合は、ここからさらに上乗せになります。

数値は競合各社の情報や施工事例から拾った目安で、地域・時期・現場条件で変わる点にご注意ください。

「◯%オフ」「◯万円〜」は本体価格の表示

通販型サービスのバナーでよく見る「メーカー定価から2〜3割ほど安い」「◯万円〜」といった表示は、ほとんどが本体価格だけの話です。

実際に支払うのは、そこに組立設置費・基礎工事費・アンカー工事費・諸経費を足した金額になります。

たとえば本体7万円ほどの小型スチール物置でも、次のように積み上がっていきます。

  • 本体:7万円前後
  • 組立・設置費:1.5万〜3万円前後
  • ブロック基礎:1万〜3万円前後
  • 転倒防止アンカー(土・4か所):1万円前後
  • 整地・残土処分・出張費・諸経費:数千円〜数万円

結果として、総額は11万〜18万円ほどになるケースがあります。

「本体がいくら安いか」より「工事まで含めた総額がいくらか」で比べると、契約後の追加請求で慌てずに済みます。

物置設置の費用相場(本体・基礎・アンカー別)

ここからは、内訳ごとの費用相場を見ていきます。

いずれも幅のある「目安」で、正確な金額は見積もりで確認する前提の数字です。

本体価格の目安(小型・中型・大型)

スチール物置の本体価格は、サイズと機能でおおよそ次のレンジに収まります。

サイズ本体価格の目安メモ
小型5万〜12万円前後通販型では定価から割引が案内されることがある
中型10万〜25万円前後扉タイプ(引戸・オープンタイプ)や棚追加で変動
大型・積雪型20万〜40万円台積雪型は一般型より高く、納期も長め

木製やデザイン性の高いガーデン収納庫は、同じサイズでもこれより高くなる傾向があります。

デザインや素材から選びたい場合の考え方は、後半の「物置の商品・メーカー選び」で触れます。

基礎工事の種類と費用の目安

物置の寿命と扉の建て付けは、基礎の精度でほぼ決まります。

基礎の種類ごとの費用の目安と、向いているケースを整理しました。

基礎の種類費用の目安向いているケース
ブロック基礎(コンクリートブロックを複数点置いて水平出し)1万〜3万円前後平坦で水はけがよい、小型〜中型、乾いて締まった地盤
独立基礎(コンクリートの沓石などを部分的に据える)2万〜5万円前後多少の不陸がある、中型
土間コンクリート基礎(設置範囲を全面コンクリートで打設)5万〜10万円以上北側・日陰で乾きにくい、軟弱地盤、積雪地、大型、長期設置

土間コンクリート基礎は、通販型サービスだと対象外になったり、高額なオプション扱い・別途左官手配になったりしがちです。

土間コンありきで考えているなら、はじめから地元の外構店に相談したほうが、総額と仕上がりの両面で見通しが立てやすくなります。

転倒防止アンカー工事の費用と要否の判断

物置メーカーは、安全上の理由から転倒防止工事の実施を求めています。

基本は「実施する前提」で計画し、費用は地面の種類と箇所数で見積もります。

地面の種類1か所あたりの費用の目安備考
土・砂利2,500〜3,000円前後くい打ち式。標準は四隅の4か所
既存コンクリート・土間1,000円前後〜ケミカルアンカーなど。下地の状態で変動
アスファルト5,000〜6,000円前後はつり・穴あけの手間がかかり割高

要否の判断は、次のような条件で必要度が上がります。

  • 強風地域・海沿い・吹きさらしの敷地
  • 積雪地、または背が高く大型の物置
  • 数年で撤去予定でも、人身事故や近隣への物損の賠償リスクがある場合

小型でも、土の上に固定なしで直置きすると、強風であおられて動くことがあります。

「アンカーが標準工事に含まれるのか、オプションなのか」は、サービスによって扱いが違うため、発注前に確認しておきましょう。

追加料金になりやすい項目

見積もりの段階で見落とすと、当日や後日に上乗せされやすいのが次の項目です。

  • 整地・不陸調整・残土処分:地面が傾いている、砕石を足す、掘った土を運ぶ、といった作業。
  • 搬入・小運搬・クレーン:車を横付けできない、階段や段差がある、2階バルコニーへ運ぶ、といった現場。
  • 既存物置の解体・撤去・処分:多くの通販型サービスでは標準工事の範囲外。
  • 遠方エリアの出張費・駐車場代:対応エリアの外周部は割増になることがある。
  • 雨樋のカット・付属品:本体が屋根や庇に干渉する場合の加工、棚や床パネルの追加。

これらは「現場を見ないと確定できない」項目でもあります。

正確な総額を知りたいなら、写真や図面を添えた現地調査を申し込むのが近道です。

地面と基礎の下準備|土の上に直置きしない

置き場所が決まったら、次は足元の準備です。

ここを省くと、数年でサビや傾き、扉の開閉不良が出やすくなります。

土に直接置くと起こりやすいのは、次のような不具合です。

  • 地面の水分を吸い、底板やフレームがサビやすくなる
  • 地盤の柔らかい部分だけが沈む「不同沈下」で本体が傾く
  • 傾きで扉のレールが狂い、開閉が渋くなる・閉まらなくなる

対策は、地面を締め固めて砕石を敷き、その上にブロック基礎で水平を出すのが基本です。

候補地が庭の低い位置で水がたまりやすいなら、置く前に水はけの手当てをしておくと後悔が減ります。

DIYでできる範囲の対策は、物置を置く地面がぬかるむときの水はけ対策をまとめた記事を参考にしてみてください。

土間コンクリート基礎まで検討する場合は、表面に水がたまらないよう水勾配(水を流すためのわずかな傾斜)が要ります。

勾配の考え方は土間コンクリートの水勾配の取り方を解説した記事にまとめました。

工事付き物置の依頼先3タイプと選び方

工事付きで物置を頼める先は、大きく3タイプあります。

現場の条件と求める仕上がりで、向き不向きがはっきり分かれます。

工事まで請け負う外構ネット通販の特徴と向くケース

エクスショップやガーデンプラスに代表される外構商品のネット通販は、本体価格に組立・基礎・アンカーの工事を組み合わせた見積もりを出し、提携施工店のネットワークで全国の多くのエリアに対応しています。

メーカーからの直仕入れと施工店ネットワークの活用で、標準的なスチール物置なら相場より抑えた価格が出やすい仕組みです。

次のようなケースに向いています。

  • 標準的なスチール物置+ブロック基礎+アンカーを、まとめて手配したい
  • 近くに信頼できる外構店の当てがなく、全国対応のサービスに頼みたい
  • 本体を型番で決めていて、価格をなるべく抑えたい

一方で、施工する業者を選べない、実物を見られない、繁忙期は納期が長め、といった弱点もあります。

地元の外構店に頼むケース(土間コン・解体・難所)

土間コンクリート基礎、既存物置の解体、傾斜地や搬入の難しい現場、外構工事とセットで進めたい場合は、地元の外構店のほうが対応の幅が広いです。

現場を直接見て提案してもらえるので、地盤や水はけに不安がある敷地でも仕様を詰めやすくなります。

デメリットは、相見積もりを取らないと価格の妥当性が判断しにくい点です。

土間コンクリートの見積書の項目を1行ずつ読み解いた記事を先に読んでおくと、外構店から出てきた見積もりの過不足に気づきやすくなります。

土間コンクリート基礎や大型商品、既存物置の解体をまとめて頼みたいときは、複数の外構会社に条件をそろえて見積もりを依頼できるサービスを使うと、対応可否と費用感を並べて比べられます。

通販型では扱いにくい土間コン・解体・搬入難の現場を、地元の外構会社に条件をそろえて相見積もりしたい方は、一括見積もりのタウンライフから依頼すると、対応できる会社のプランと費用感をまとめて受け取れます。

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ホームセンターで頼むケース

ホームセンターは、展示品を実際に見て決めたい、店舗で相談から発注まで完結させたい場合に使いやすい選択肢です。

小型の物置なら、店頭価格+設置費で手早く手配できます。

ただし設置費・基礎工事は本体と別体系で、施工はエリアの下請け業者が担当するため、仕上がりや職人の対応にばらつきが出ることがあります。

依頼先の使い分け早見表

3タイプの向き不向きを1枚にまとめました。

依頼先向いているケース注意点
工事まで請け負う外構ネット通販標準的なスチール物置+ブロック基礎+アンカーを全国どこでも相場より抑えて手配したい施工店を選べない、実物を見られない、土間コンや解体は範囲外・割高になりがち、納期長め
地元の外構店土間コン基礎、既存物置の解体、外構工事とセット、傾斜地や搬入難のある現場相見積もりしないと価格の妥当性が見えにくい
ホームセンター展示品を見て決めたい、店舗で完結させたい、小型設置費・基礎が別体系、下請け施工で品質にばらつき

条件が標準的で「工事付きで安く」を優先するなら通販型、土間コン・解体・難所が絡むなら外構店の相見積もり、という振り分けが現実的です。

工事付き物置の通販サービス比較

通販型サービスの中でも、名前がよく挙がるのがエクスショップとガーデンプラスです。

両者の関係と、そのほかのサービスの位置づけを整理します。

エクスショップの仕組みと対応工事

エクスショップは、アルミ工事やガーデン用品を工事付きで販売するネット通販型のサービスです。

安さの理由として説明されるのは、メーカーからの直仕入れ、中間業者を挟まない流通、全国の提携施工店ネットワークの3点です。

物置に関しては、本体+組立設置+ブロック基礎+転倒防止アンカーといった標準的な工事の組み合わせを得意としています。

一方で、土間コンクリート基礎や既存物置の解体は、対象外またはオプション・別手配になりやすいので、見積もり段階で対応可否を確認してください。

標準的なスチール物置を工事付きで手配したい方は、エクスショップの公式サイトで対応エリアと基礎・アンカーの工事範囲を先に確認しておくと、見積もり依頼のときに条件をそろえやすくなります。

ガーデンプラスとの違い(同一グループ・価格は同じ・工事範囲で選ぶ)

エクスショップとガーデンプラスは同じグループ会社が運営しており、仕入れルートが共通です。

そのため、同一の商品・同一の工事内容なら、本体価格や割引率は基本的に同じになります。

「どちらが安いか」で比べても本体価格はほとんど動きません。

選ぶ基準は価格差ではなく、対応してもらえる工事の範囲です。

  • 単品の物置設置+標準基礎で足りる → どちらでも大きな差は出にくい
  • 規模の大きい外構工事とセットで頼みたい → 外構全般に対応するガーデンプラスが動きやすい

物置と外構工事をまとめて1社に任せたい方は、ガーデンプラスの公式サイトで対応商品と施工エリアを確かめておくと、相談のときに工事範囲の話が早く進みます。

エクスショップ・ガーデンプラス以外のネット通販

この2社のほかにも、物置を工事付きで扱うネット通販はいくつかあります。

サービスごとに差が出るのは、現地調査やキャンセルの費用、支払いのタイミング(施工前か施工後か)、対応エリア、保証の範囲です。

気になるサービスを2社ほどに絞り、次の点を同じ条件で問い合わせると比較しやすくなります。

  • 本体の割引率と、工事(組立設置・基礎・アンカー)を含めた総額
  • 土間コンクリート基礎や既存物置の解体に対応できるか
  • 保証は本体・工事それぞれ何年か

通販型を使うときの注意点

通販型サービスを申し込む前に、次の点は確認しておきたいところです。

  • 施工店を選べない:地域の提携店が担当し、指名はできないことが多い。
  • 納期:現地調査から施工まで数週間かかることがあり、繁忙期はさらに延びる。
  • 保証範囲:本体のメーカー保証と工事保証は別物。物置・ゴミストッカー等は工事保証の対象外とされるケースがある。
  • キャンセル規定:着工日が近いほどキャンセル料の率が上がる規定が一般的。

標準的なスチール物置を工事付きで手配したい方は、まずエクスショップガーデンプラスなど工事対応のネット通販に現地調査を申し込みましょう。

出てきた見積もりを次の「見積書で確認する項目チェックリスト」と照らし合わせると、追加料金の抜けを見つけやすくなります。

見積書で確認する項目チェックリスト

工事付き物置の見積書は、行ごとに「何が含まれ、何が別か」を読み解くのがポイントです。

実務者の目で見る確認項目を表にまとめました。

見積項目確認するポイント見落としたときのリスク
本体(メーカー・型番・間口/奥行/高さ・扉タイプ・棚枚数・一般型/積雪型)型番まで確定しているか。積雪地なのに一般型になっていないか現地で仕様変更となり追加費・納期遅延
基礎工事(種類・数量・レベル出しの有無)ブロックの個数と据付調整が入っているか。土間コンは範囲(㎡)と厚み「基礎は別」で総額が跳ねる。水平不良で扉が閉まらない
転倒防止アンカー(箇所数・地面種別)標準4か所か。既存土間ならケミカルアンカーの単価当日「オプションです」と言われる。台風・地震で転倒
整地・残土処分不陸調整・砕石・残土運搬が含まれるか現地で追加。土のままだと沈下
既存物置の解体・撤去・処分そもそも対応できるか。解体費+廃材処分費の有無通販型は範囲外が多く、別業者を自分で手配
搬入・運搬(車両横付け可否・小運搬・クレーン要否)旗竿地・階段・2階バルコニーは別料金になっていないか当日搬入不可で工事延期
出張費・諸経費・現場管理費遠方エリアの割増、駐車場代総額比較の前提が崩れる
付属品・オプション(雨樋、棚追加、床パネル、断熱材)本体価格に含まれるか別か「床なし」で結露・サビ
工事日数・立ち会い半日〜1日が目安。施主の立ち会いが要るかスケジュール調整の失敗
支払い・キャンセル条件前払いか施工後払いか。着工◯日前からのキャンセル料率予定変更で高額なキャンセル料
保証(本体メーカー保証/工事保証)物置が工事保証の対象か。年数はどれくらいか施工不良の無償対応を受けられない

相見積もりを取るときは、この表の項目をすべて同じ条件でそろえてから各社に依頼すると、金額差の理由が見えてきます。

DIY(自分で設置)と業者依頼の比較

小型の物置なら、本体を買って自分で組み立てる方法もあります。

差額と失敗リスクを把握したうえで判断すれば、着手してから「業者に頼めばよかった」と悩まずに済みます。

実質の差額(工具・基礎材・やり直しリスク)

DIYで浮くのは、主に組立設置費とアンカー工事費の部分です。

ただし、次の費用と手間が別にかかります。

  • 電動ドライバー、水平器、スパナなどの工具
  • コンクリートブロック、砕石、転倒防止金具などの資材
  • 半日〜1日の作業時間と、運搬用の車両
  • 水平が出ずにやり直す場合の時間と部材

小型で地面の条件がよければ差額のメリットは出ますが、中型以上や基礎から必要な現場では、業者依頼との差は縮まります。

DIYで失敗しやすいポイント

自分で設置する場合、つまずきやすいのは次の3点です。

  • 水平出し:ブロックの高さが1か所でもずれると本体がねじれ、扉が閉まらなくなる。
  • 地盤の締め固め:締め固めと砕石を省くと、数か月で沈下する。
  • 転倒防止:金具の打ち込みが浅い、箇所数が足りないと、強風であおられる。

これらは組み立て後に気づいても直しにくく、本体をいったんばらす羽目になることがあります。

本体だけ購入して設置のみ依頼する選択肢

すでに本体を持っている、またはホームセンターで安く本体だけ買った場合は、「設置のみ」を請け負う業者に依頼する方法もあります。

地元の便利屋や外構店、組立代行サービスが対応していることがあります。

本体の持ち込み可否、基礎・アンカーまで含むか、保証はどうなるかを事前に確認してください。

設置場所と法律・近隣配慮の注意点

物置は一度据えると動かすのに手間と費用がかかるため、置き場所を決め切ってから発注しないと、据え付け後の後悔につながります。

隣地境界からの距離、道路へのはみ出し、建築確認申請の要否、積雪地の落雪対策といった論点は、別記事で詳しく解説しています。

据え付け前に、物置を隣地境界からどれだけ離すか、確認申請が要るかを整理した記事に目を通しておくと、位置決めの後戻りを防げます。

本記事で押さえておきたい要点は次の2つです。

  • 隣地境界からは50cmを目安にし、屋根の出・雨だれ・落雪も境界を越えない位置に収める。
  • 雨水マス・点検口・室外機の前・避難経路の上は避ける。

物置の商品・メーカー選び

設置場所と基礎の条件が固まれば、選べるサイズや扉タイプはある程度絞り込めます。

本記事は価格と依頼先を軸にしていますが、見た目や素材で選びたい場合は視点が変わります。

デザインや質感からメーカーを選びたい方は、外構屋の視点でデザイン重視の物置メーカーを比較した記事が参考になります。

価格重視なら本記事、見た目重視ならリンク先、と読み分けてください。

相見積もりの取り方と値引きの考え方

工事付き物置は、条件のそろえ方しだいで比較のしやすさが大きく変わります。

値引きの余地がどこにあるのかもあわせて押さえておきましょう。

条件をそろえて比較する

相見積もりは、次の項目を全社で統一してから依頼します。

  • 同じメーカー・同じ型番・同じサイズ
  • 同じ基礎の種類(ブロックか土間コンか)
  • 同じアンカー箇所数と地面種別
  • 整地・残土処分・出張費を含むか外すか

条件がばらばらだと、総額の安い高いが「工事の内容差」なのか「価格差」なのか判別できません。

交渉の余地が出るのは工事費・オプション部分

本体の割引率は、グループ内で共通のことが多く、大きくは動きません。

一方で、工事費・諸経費・オプションの部分は、時期や現場のまとまり具合によって調整の余地が出やすい傾向があります。

同一グループの2社(エクスショップとガーデンプラス)を並べても本体価格は動きにくいため、通販型1社+地元の外構店1〜2社で見積もりを並べるのが現実的です。

依頼しやすい時期の傾向

外構工事には繁忙期があり、春と秋、年末は問い合わせが集中します。

このシーズンを外した時期のほうが、日程と価格の融通が利きやすい傾向があります。

急ぎでなければ、閑散期をねらって現地調査を申し込むと、じっくり相談しやすくなります。

工事付きで物置を手配する手順

最後に、問い合わせから引き渡しまでの流れをまとめます。

大きくは5ステップです。

  1. 設置場所と収納量を決める:間口・奥行・高さの目安を出し、隣地境界や搬入経路を確認する。
  2. 現地調査を申し込む:候補サービスに写真・図面を添えて依頼。地盤・水はけ・既存物置の有無を伝える。
  3. 見積もりを比較する:前掲のチェックリストで条件をそろえ、通販型1社+外構店1〜2社を並べる。
  4. 契約・工事日を調整する:支払い条件とキャンセル規定を確認して契約。搬入日・施工日を決める。
  5. 施工・引き渡し:半日〜1日で組立・基礎・アンカーを施工。水平と扉の建て付け、傷の有無を一緒に確認する。

標準的な物置なら通販型サービスの現地調査から、土間コンや解体が絡むなら外構店の相見積もりから動き出すと、無駄が少なくなります。

物置の工事付き設置に関するよくある質問

発注前によく寄せられる疑問をまとめました。

金額はいずれも2026年9月時点の目安で、最新の情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

Q. 物置を工事付きで頼むと総額はいくらですか。

A. 小型で8〜18万円前後、中型で15〜30万円前後、大型で30〜45万円台が目安です。

本体・組立設置・基礎・アンカーの合計で、土間コンクリート基礎や積雪型を選ぶとさらに上乗せになります。

Q. 本体価格に基礎工事とアンカーは含まれますか。

A. サービスや商品によって異なります。

「工事費込み」と案内されていても土間コンや整地は別、というケースがあるため、見積書で内訳を必ず確認してください。

Q. 物置の基礎はブロックと土間コンクリートのどちらがよいですか。

A. 平坦で水はけがよく、乾いて締まった地盤ならブロック基礎で足りることが多いです。

北側で乾きにくい、地盤が柔らかい、積雪地、大型で長く使う、といった条件なら土間コンクリート基礎とアンカー固定が向いています。

Q. 転倒防止アンカー工事はやらないとだめですか。

A. メーカーは安全上の理由から実施を求めています。

強風地域・積雪地・大型では必要度が高く、小型でも無対策の直置きは強風で動くことがあります。

Q. 古い物置の処分もまとめて頼めますか。

A. 多くの通販型サービスでは、既存物置の解体・撤去は標準工事の範囲外です。

対応できるサービスもあるため、可否と費用を最初に確認するか、解体だけ地元業者に別発注して更地にしてから設置日を組みます。

Q. エクスショップとガーデンプラスはどちらが安いですか。

A. 同じグループが運営していて仕入れが共通のため、同一商品・同一工事なら本体価格は基本的に同じです。

判断材料になるのは価格差より、対応してもらえる工事の範囲です。

Q. 物置の設置は何日かかりますか。立ち会いは必要ですか。

A. 標準的なスチール物置なら、組立・基礎・アンカーで半日〜1日が目安です。

引き渡し時に水平・扉の建て付け・傷を確認するため、施工の始めと終わりは立ち会えるとよいでしょう。

Q. 自分で組み立てるのと業者依頼で、いくら違いますか。

A. 浮くのは主に組立設置費とアンカー工事費で、小型なら差額のメリットが出ます。

ただし工具・資材・作業時間・やり直しリスクが別にかかるため、中型以上や基礎から必要な現場では差が縮まります。

まとめ|物置は「総額」と「対応工事の範囲」で選ぶ

工事付きで物置を手配するときのポイントをおさらいします。

  • 総額は「本体・組立設置・基礎・アンカー」の足し算。広告の「◯%オフ」「◯万円〜」は本体価格の表示。
  • サイズ別の工事込み総額の目安は、小型8〜18万円前後・中型15〜30万円前後・大型30〜45万円台。
  • 基礎は現場条件で選ぶ。平坦で水はけがよければブロック基礎、北側・軟弱地盤・積雪地・大型は土間コンクリート基礎。
  • 転倒防止アンカーは実施前提で見積もる。標準工事に含むかオプションかを発注前に確認する。
  • 追加料金になりやすいのは整地・残土・搬入・既存物置の解体・遠方出張費。
  • 依頼先は、標準的な条件なら通販型サービス、土間コン・解体・難所なら地元の外構店の相見積もり。
  • エクスショップとガーデンプラスは同一グループで同一商品なら価格は基本同じ。選ぶ基準は工事の範囲。
  • 相見積もりは型番・基礎・アンカー箇所数をそろえて、通販型1社+外構店1〜2社で並べる。

物置単体で考えると「空いている場所に、安い本体を」で決めてしまいがちです。

置き場所と外構全体の計画から逆算すると、サイズも基礎も依頼先も選びやすくなります。

外構全体の進め方は新築外構で失敗を防ぐためのポイントをまとめた記事にまとめました。

標準的なスチール物置を工事付きで手配したい方は、まずエクスショップガーデンプラスなど工事対応のネット通販に現地調査を申し込み、本記事のチェックリストで見積もりの内訳を確認してみてください。

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